話題にさえならなくなりつつあるベイルとアザール。不在を嘆く声もまったく聞かれず…

2021年11月30日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

このまま忘れ去られた存在に?

ベイルとアザールの完全復活はあるのか。(C)Getty Images

 人間、言われているうちが花と言われる。サッカー選手も同様だ。批判が期待の裏返しであることも少なくないし、雑音が大きいことは、大物選手の証とも言える。

 しかし、かつてレアル・マドリーに鳴り物入りで入団しながら、ここのところ話題にさえならなくなりつつある選手がふたりいる。ガレス・ベイルとエデン・アザールだ。

 ともにラ・リーガ開幕節のアラベス戦と2節のレバンテ戦にスタメンで出場し、カルロ・アンチェロッティ監督の就任を境に状況が好転するかと期待された。しかしいまやヴィニシウス・ジュニオールをはじめ、ロドリゴ、マルコ・アセンシオといった若手に完全にその座を取って代わられている。
 
 ベイルに関しては、最近ではウェールズ代表の試合(ベラルーシ戦)で約2か月半ぶりに実戦復帰し、再び怪我をしてしまったことが話題になる程度。もはや最大のセールスポイントだった一発で仕留める決定力を期待する声も少なくなっている。

 アザールも度重なる足首の怪我により、選手としてスケールダウンした感は否めない。直近の3試合(ラ・リーガのグラナダ戦とセビージャ戦、チャンピオンズ・リーグのシェリフ戦)を胃腸炎で欠場しているが、その不在を嘆く声はまったくと言っていいほど聞こえていない。

 ふたりともこのまま忘れ去られた存在になってしまうのか。いよいよ崖っぷちだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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