【J1残留争い】清水の中村慶太が劇的決勝弾!徳島は湘南を下し残留への望みをつなぐ!三つ巴の争いは最終節まで持ち越しに

2021年11月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

得失点差では湘南が大きくリード

岸本(左)の決勝弾で湘南に勝点で並んだ徳島。最終節で逆転残留への望みをつないだ。写真:滝川敏之

 11月27日、J1リーグ37節の全10試合が各地で行なわれ、残留争いは最終節まで持ち越しとなった。

 前節に下位3チーム、横浜FC、ベガルタ仙台、大分トリニータのJ2降格が決定。昨季コロナ禍の影響で降格チームがなかった影響を受け、今季は4チームが降格するレギュレーション。残り1枠に入る可能性があるのは、15位湘南ベルマーレ(勝点36)、16位清水エスパルス(勝点36)、17位徳島ヴォルティス(勝点33)の3チームに絞られていた。

 今節、湘南は徳島との直接対決。清水は浦和レッズと敵地で対戦。今節残留が決定する条件は、以下の通り。

【湘南】徳島戦での勝利で確定。引き分けの場合は最終節に持ち越されるものの、得失点差で清水と15差、徳島と16差があるため、有利な状況をキープする。

【清水】湘南対徳島で徳島が敗れた場合は、引き分け以上で残留が確定。

 湘南対徳島は、先日23歳の若さで急逝した湘南のMFオリベイラへの黙とうから始まった。

 清水対浦和では17分にアクシデント。清水のDF井林章が膝を負傷し続行不可能に。代わってヴァウドが投入された。

 残留争いに絡むふたつのカードはともにスコアレスで前半を終了。このまま試合が終了すると、最終節まで勝点3差で三つ巴の戦いが持ち越される。
 
 先に試合を動かしたのは徳島だった。66分に左CKを獲得するとファーサイドにストレートボールを供給する。走り込んだ宮代大聖のシュートはGK谷晃生に防がれるものの、ゴール前の混戦から岸本武流が押し込んで徳島が貴重な先制点を奪う。

 ビハインドの湘南は79分に山田直輝と大橋祐紀を投入。猛攻を仕掛けるものの、徳島の身体を張ったディフェンスを崩せず。0-1のままタイムアップを迎えた。

【動画】望みをつなぐ決勝弾!湘南対徳島、岸本武流の得点シーンをチェック

 一方の清水対浦和は、66分のチアゴ・サンタナのシュートはGK西川周作のファインセーブに遭う。浦和にボールを繋がれるなかでも、カウンターからチャンスを創出する。するとアディショナルタイムに歓喜の瞬間が訪れる。中村慶太が技ありのミドルシュートを決め、これが決勝点に。1-0で清水が勝利を収めた。

【動画】最後の最後で訪れた歓喜の瞬間!中村慶太の芸術的ミドルをチェック!

 この結果、勝利した徳島が湘南と勝点36で並ぶものの、得失点差で17位は変わらず。浦和に勝利した清水が同39で15位に浮上した。

 湘南、清水、徳島の結果と最終節のカードは以下の通り。

【37節の結果】
湘南0-1徳島
浦和0-1清水

【最終節の対戦カード】
湘南×G大阪
清水×C大阪
徳島×広島

【37節終了時の順位】
15位:清水/勝点39(得失点差-18)
16位:湘南/勝点36(得失点差-5)
17位:徳島/勝点36(得失点差-19)

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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