長谷川唯が語る新チームの収穫と課題。守備は「ハマらなかった」がゲーム中の修正は「よかった部分」

2021年11月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

熊谷、岩渕は出場せず

池田新体制の変化を語った長谷川。※写真は会見中のスクリーンショット

 日本女子代表は11月26日、遠征先のオランダで国際親善試合を行ない、アイスランド女子代表に0-2で敗れた。

 東京五輪後に指揮官を交代し、池田太新体制となって初めての対外試合。10月に行なわれた国内合宿には不参加で、今回のオランダ遠征で初めて新チームに参加し、この日先発し77分までプレーした長谷川唯は、試合後にこう語った。

「自分は1回目の合宿にも参加していなくて、練習も2回、3回という少ない時間だったので、監督の意図は言葉では聞いているものの、やっているなかで探っていく部分もあった」

 この試合では長年主将を務めた熊谷紗希や、エースの岩渕真奈は出場せず、中盤から前線にかけては長谷川以外、国内合宿では常連だったものの、東京五輪には不参加だったフレッシュな顔ぶれ。猶本光、長野風花、小林里歌子、植木理子と今回が代表デビューとなる成宮唯という構成だった。

 不慣れなところもあってか、「チームとして、特に守備は最初はハマらなかった」とした一方で、「中で修正できたのはよかった部分。それをもっと早く修正できれば」とチーム内でのコミュニケーションには一定の理解も示す。
 
 また、自身が攻撃の核として出場しながらも無得点に終わったことについては、こう振り返った。

「攻撃のバリエーションは本当に少なかった。相手が中央に人数が多いなかどう崩すか。いつもならトップ下のスペースが空くが、今日の相手は人に強く、なかなかシュートシーンを作れなかった。難しかったところはありますが、バリエーションを増やさないといけないとすごく感じました」

 池田新監督が目指す「奪う」スタイルは始まったばかり。

「アグレッシブさをチームコンセプトとしてやっていて、今まではきれいにつなぐことを意識していたところを、裏を狙う選手が増えて、狙いとするプレーは多く出せていると思う」

 そうチームの変化を実感したようだ。中3日で行なわれるオランダ女子代表戦ではその変化を結果に結びつけられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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