新生・なでしこジャパンは黒星発進。国際親善試合でアイスランドに0-2完敗

2021年11月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

前線からのアグレッシブな守備は見せたが…

先発に起用された長野(15番)ら、代表に復帰した選手たちも数多く起用された。(C)JAF/PR

 なでしこジャパンは11月26日、オランダのヤンマースタディオンでアイスランド女子代表と国際親善試合を行い、0-2で敗れた。

 池田太新監督の初陣は4-4-2のシステムを採用。GK池田咲紀子、DFは右から清水梨紗、南萌華、三宅史織、宝田沙織、MF成宮唯、猶本光、長野風花、長谷川唯、2トップに小林里歌子と植木理子が先発した。INAC神戸レオネッサに所属する成宮はこれが代表デビューとなった。

 試合は立ち上がりから日本がボールを握り、パスワークで相手ゴールに迫る。しかし、14分、センターライン付近でボールを受けた23番のFWスベインディス・ジェーン・ヨンスドッティルにドリブルでサイドを突破され、ペナルティエリア右にから強烈なシュートを浴びる。GK池田が触るものの、シュートはゴールに吸い込まれた。

 日本も反撃に出るものの、決定機を作れず。前半終了間際に、目標に掲げていた高い位置からのプレスでボールを奪う場面も見受けられた。
 
 1点ビハインド前半を折り返した日本は、57分に交代カードを切る。猶本と成宮に代えて隅田凜と宮澤ひなたを投入し、右サイドを変更。フレッシュな選手を投入した。

 しかし71分、最終ラインからのボールを受けた、23番のヨンスドッティルに先制を許した場面と同じように右サイドを抜け出され、グラウンダーのクロスを供給される。中央で交代出場のFWベルグリンド・ビョルグ・ソルバルズドッティルに押し込まれリードを広げられてしまう。

 77分に田中美南、林穂之香を、アディショナルタイムには高橋はなを投入するが、最後まで相手ゴールを割ることができず、0-2のままタイムアップを迎えた。

 池田監督の初陣は黒星となったものの、アグレッシブさを披露したなでしこジャパンは、日本時間11月30日にオランダ女子代表と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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