「前半は全く力を発揮できなかったが…」CLでフル出場を果たした南野拓実の評価は?「重要なのは大物とのプレー」

2021年11月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

サラー、マネと共に3トップを形成

南野はフル出場でリバプールの5連勝に貢献した。(C)Getty Images

 現地時間11月24日にチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第5節が開催され、無傷の4連勝ですでに首位通過を決めているリバプールは、勝点5で2位のポルトとホームで対戦。52分、FKのクリアにエリア外で反応したチアゴ・アルカンタラの鮮やかなミドルシュートで均衡を崩すと、70分にはモハメド・サラーの今大会6ゴール目も生まれ、2-0で快勝を収めた。

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 この一戦でCFに入り、今季CL初先発を果たした南野拓実は、前半はチームナンバーワンの走行距離数を記録するなど、献身的なプレーこそ見せたものの、攻撃ではあまり絡めず。

 それでも後半からは徐々に存在感を発揮し、62分には、サディオ・マネのディフレクションしたシュートに上手く右足で合わせ、ゴールに押し込むが、オフサイドとなり、惜しくもリバプールでのCL初ゴールとはならない。結局、アーセナル戦(〇4-0)での今季リーグ戦初ゴールから2戦連発とはならなかったが、フル出場で5連勝に貢献している。

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 このパフォーマンスに現地の評価は様々だ。地元紙『Liverpool Echo』は採点記事で、ゴラッソで先制点を奪ったチアゴが最高の「8」なのに対し、日本代表FWには「6」を付け、寸評はやや辛口となっている。
 
「良い走りでコーナーを誘発したが、前半は他の多くのチームメイトと同様に、全く力を発揮できなかった。しかし、その後は90分フルにプレーすることでより効果を発揮した」

 一方、ファンメディア『The Redmen TV』は、「7」を付け、今冬にはアフリカ・ネーションズカップでサラーとマネが離脱予定のなかで、2人とピッチ上で多くの時間を共有できたことは、大きくプラスに働くと、ポジティブな側面を前面に押し出している。

「この選手の努力を非難することはできないし、マネやサラーと一緒にプレーする姿を見ることができたのは良かったと思う。彼にとって重要なのは、出場時間と自信、そして大物たちと一緒にプレーすることだ。1月には彼が必要なんだ」

 これまで主戦場となっていたリーグカップ以外でも、リーグ戦にCLと徐々に出場機会を伸ばしている南野。与えられたチャンスを確実に生かし、ユルゲン・クロップ監督からの信頼をさらに高めることはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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