「だからプレミアには外国人が多い」イブラが語る英サッカーの特徴とは?古巣マンUの復権についても言及

2021年11月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼らは過去のことばかり話している」

現在はミランで活躍するイブラヒモビッチ。11シーズンぶりのスクデット獲得を目指すチームを牽引する。(C)Getty Images

 ミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、古巣のマンチェスター・ユナイテッドについて語った。

 イブラヒモビッチは、プロキャリアをスタートさせた母国のマルメFFを皮切りに、アヤックス、ユベントス、インテル、バルセロナ、ミラン、パリ・サンジェルマン、ユナイテッド、ロサンゼルス・ギャラクシーを渡り歩き、行く先々でゴールを量産。数々のタイトルをもたらしてきた。

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 2019年12月にミランを復帰してからも、その圧倒的な存在感は健在で、負傷による欠場もありながら、出場した試合では強烈なインパクトを放っている。

 衰え知らずの40歳は、英紙『Guardian』のインタビューで、自身は2016年夏から2018年3月まで在籍したユナイテッド時代に言及。プレミアリーグに初挑戦した2シーズン弱をこう振り返っている。

「イングランドでは素晴らしい経験をした。マンチェスター・ユナイテッドはアメージングなクラブだし、いくつかのトロフィー(決勝で2ゴールを決めたリーグカップとヨーロッパリーグ)も獲得した」
 
 その古巣は、アレックス・ファーガソンが勇退した2012-13シーズンを最後にリーグ制覇から遠ざかり、今シーズンも成績不振でオレ・グンナー・スールシャール監督が解任されたばかりだ。こうした状況にファーガソン時代の亡霊を追っているとの指摘もあるなか、イブラヒモビッチは「ゼロからスタートすべきだ」と提言している。

「彼らは過去のことばかり話している。ユナイテッドに行ったとき俺は『今に集中して、自分の物語を作るために来たんだ』と言ったよ。(昔の話が)あまりにも多いとループのようになってしまう。現在のことを考えるか、病院に行って頭をきれいにするかしなければならないね」

 さらに、ヨーロッパ6か国を渡り歩いたジャーニーマンは、イングランドと他国のサッカーの違いにも言及。プレミアリーグでの成功の秘訣を明かしている。

「クオリティは、技術面では過大評価されている。しかしプレミアリーグには、ペース、リズムなど、様々なクオリティがある。世界で最高の選手にはなれても、そのペースとリズムに対応できなければ成功は望めないだろう。スペイン、フランス、イタリアでは、テクニックがより優れている。だからプレミアリーグには外国人がたくさんいるんだ。彼らは(助っ人として)技術的な側面をもたらす」

 現在はミランの一員として、2010-11シーズン以来のスクデット奪還を目指すイブラヒモビッチ。各国で培った経験を生かし、華々しいキャリアに新たな勲章を加えることはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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