「タケにはチーム内で苦情がある」久保建英と36歳主将の“知られざる関係”を番記者が明かす!「降格したら出て行って…」【現地発】

2021年11月19日 エレナ・ガルシア

「そんな言い分は通用しない」

久保について語ったのが、キャプテンを務めるGKのレイナ(右)だ。(C)Mutsu FOTOGRAFIA、Getty Images、

 タケ・クボ(久保建英)にとってマジョルカは"我が家"のようなものだ。だからこそ今夏、他のクラブからも誘いがあったにもかかわらず、自らの希望を押し通して2年ぶりの復帰を実現させた。

 復帰初日に選手やスタッフと笑顔で挨拶をかわした。1年間のブランクをまるで感じさせないその姿にルイス・ガルシア監督も驚きを口にしたほどだ。

 こうして誰とでも分け隔てなく接しているタケだが、その中でも特に仲が良いのが正守護神にしてキャプテンのマノ―ロ・レイナだ。タケが20歳で、レイナは36歳。レアル・マドリーからレンタルで貸し出され、スターダムを駆け上がるタケに対し、レイナは長く2部でキャリアを積んできた苦労人だ。そんな2人は様々なギャップを感じさせない厚い信頼関係で結ばれている。

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 レイナは冗談好きの一面も持っており、先日インタビューする機会に恵まれた時、そのタケとの関係について聞くと、「一つチーム内に苦情がある」と言い、説明し始めた。曰く、マジョルカでは新入団選手は食事会を開催して、チームメイト全員にごちそうする仕来りがあるという。にもかかわらず、タケはその義務を果たす考えがないのだそうだ。

「自分は新戦力ではないって言い張ってね。でもそんな言い分は通用しない。必ず全員にごちそうしてもらわないとね」

 さらにタケ"弄り"は続いた。

「タケはもともと図太いところがある。チームが2部に降格したら出て行って、1部に再昇格すると戻ってきた。まるでタケがおいしいところを持っていくために俺たちが必死にお膳立てしているみたいだ」

 しかしその後、レイナは一転、真剣な表情でタケがチームにとって必要な選手であることを力説した。愛されキャラのタケはチームの中心選手でもある。チームメイト全員が1日も早い回復と復帰を願っている。

文●エレナ・ガルシア(ディアリオ・デ・マジョルカ紙マジョルカ番)
翻訳●下村正幸

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