浦和、世代交代が加速…宇賀神友弥が契約満了に伴い今季限りで退団「浦和レッズを、浦和の街を、愛しています」

2021年11月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「掴むことのできなかったリーグ優勝、そして3度目のアジア制覇はみんなに託しました」

今季限りでの退団を発表した宇賀神。(C) SOCCER DIGEST

 浦和レッズは11月18日、MF宇賀神友弥が契約満了に伴い今季限りで退団することを発表した。
 
 宇賀神は戸田南FCから3種(中学)年代の浦和レッズジュニアユースでレッズのユニホームに袖を通し、ユースへ昇格。流通経済大を経て浦和に入団。2009年に特別指定選手として浦和でプレーし、10年に正式入団して以降、12シーズンにわたり、浦和ひと筋を貫いてきた。

 左右両サイドのサイドバックやウイングバックを中心に務め、2015・16年のステージ優勝や17年のアジア・チャンピオンズリーグ制覇、18年の天皇杯優勝などに大きく貢献してきた。

 浦和は、去る14日に阿部勇樹が今季限りでの引退を表明。また17日にはDF槙野智章の今季限りでの退団が発表されるなど、元日本代表のクラブ功労者が相次いでチームを離脱することになった。若手や中堅クラスの台頭が目立つなか、浦和にも世代交代の波が押し寄せている。

 また宇賀神は、クラブ公式ホームページを通じて、以下のコメントを発表している。

「親愛なるみなさまへ
2021シーズンをもちまして契約満了となり、浦和レッズを離れることになりました。
12歳の時、初めて浦和レッズのユニフォームに袖を通した日の興奮を今でも覚えています。
高校を卒業しプロになれなかった自分がもう一度浦和に帰ってきた日、初めて埼玉スタジアムのピッチに立った日を今でも覚えています。
なぜあの時の感情がこんなにも心に残っているのか。
それはすべて浦和レッズという素晴らしいクラブ、ファン・サポーターのみなさんのおかげだと思います。
どんな時も全力で支えてくれたサポーター。
あの満員の埼玉スタジアムで響き渡る
『We are REDS!』が何度自分たちを奮い立たせてくれたことか。
本当に感謝しています。
浦和レッズを離れなければいけないということはとても寂しいですが、みなさんとは心と心で一生繋がり続けていると信じています。
浦和レッズで引退するという夢は叶いませんでしたが、みなさんと共に掴んだルヴァンカップ、天皇杯、ACLの3つの栄光は私の人生の宝物です。
掴むことのできなかったリーグ優勝、そして3度目のアジア制覇はみんなに託しました。
任せたぞ!!
ありがとう。
そしてさようなら。
また会いましょう。
浦和レッズを、浦和の街を、愛しています」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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