「こういう選手が出てこないといけない」吉田麻也が三笘薫の台頭を歓迎!「厳しく言えばここからが勝負」

2021年11月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「お手本になる選手たちばかり」と引退を発表した先輩たちへメッセージ

若手の台頭を歓迎する吉田。※写真は会見中のスクリーンショット

 日本代表は現地11月16日、敵地マスカットのスルタン・カブース・スポーツ・コンプレックスでカタール・ワールドカップ・アジア最終予選のオマーン戦を戦い、伊東純也のゴールで1-0の勝利を収めた。

 この結果、日本は勝点を12に伸ばし、同日に中国と引き分けて勝点11のオーストラリアをかわし、ワールドカップへの自動出場権を得られるB組の2位に浮上した。

 試合後に取材に応じたキャプテンの吉田麻也は、「他力ではありますが状況は好転している。1月に3位、4位にいる状況は避けたいと思っていたので、ひとつよかった」という一方で、「1試合で状況がガラッと変わる状況はうちもオーストラリアも続く」と気を引き締めた。

 拮抗した展開のなか、後半頭から投入された三笘薫については、「もともとあったプラン」だったと明かし、決勝点をアシストしたプレーも踏まえてこう評価した。

「まずは率直に嬉しい。五輪で一緒に戦った仲間ですし、ポテンシャルはみなさんもご存知の通り。1対1の局面を打開できるポテンシャルとスピード、そこでチームにプラスアルファを加えてくれる期待は僕自身も持っていた。こういう選手が出てこないといけないとずっと思っていたので、ひとつ良かった」と若手の台頭を喜び、こう続けた。

「これを続けることが必要。厳しく言えばここからが勝負」と今までは情報もあまりない選手だったが、ここからは対策される立場になると指摘。それでも相手を上回り「もっと良い選手になるでしょう」と期待を込めた。
 
 主将は、若手が台頭してきた一方で、ここ数日で現役生活に別れを告げた先輩たちへの想いも明かした。

「個人的に今週は一緒にやっていた選手たちが引退を発表しました。玉田(圭司)さん、阿部(勇樹)選手のようにA代表で長くプレーされた選手たちも、名古屋で一緒にやった竹内(彬)選手も。僕にとってはお手本になる選手たちばかりだった。みなさんにお疲れ様でしたと、この場を借りて言わせてください。僕にとってもお手本になる選手たちばかりだった。そういう意味でも今日は勝てて良かった」

 そう言って、最後は安堵の表情を浮かべた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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