東京五輪世代が宣戦布告!値千金アシストの三笘薫は「僕らの世代がもっとやらなきゃいけない」と意欲

2021年11月17日 サッカーダイジェスト編集部

「初のA代表戦でしたけど…」

A代表デビュー戦でアシストを決めた三笘。試合後には手応えを語った。(C)JFA

 日本代表は11月16日、カタール・ワールドカップ最終予選でオマーン代表と対戦。敵地で1-0の勝利を収めた。

 値千金の決勝ゴールをアシストしたのは、この試合でA代表デビューを飾った三笘薫だった。

 夏に移籍したベルギーのユニオン・サン=ジロワーズで好調を維持するドリブラーは、後半の頭から左サイドで出場すると、代表戦でもアグレッシブな姿勢を披露。積極的にドリブルで仕掛けていき、停滞感が漂っていた雰囲気を変えてみせた。

 46分のファーストプレーで左サイドをえぐり相手のファウルを誘うと、49分には相手DFをかわし、遠藤航のシュートを演出。その堂々たるプレーには、A代表デビュー戦の気負いや緊張などは感じさせなかった。

「いつも通りのシチュエーションというか、よくあるシチュエーションなので、僕自身は慣れているところがありました。初のA代表戦でしたけど、前半を見ながらサイドはやっぱりフリーなところがあったので、どんどん仕掛けるところは意識して入りました」

 そして81分に、中山雄太からペナルティエリア内でボールを預かると、緩急で相手のマークを剥がし、クロスを供給。伊東純也のゴールをお膳立てした。
 
 まさに、ヒーローとも言える活躍に、本人も手応えを語る。

「勝利に導けたアシストができたので、そこは満足しています。でも、それ以外のところでもっと試合を楽に進められたらと思います」

 監督やチームメイトからも「よくやった」と声をかけられたそうだ。

 10月のオーストラリア戦では23歳の田中碧がA代表初ゴールを決め、ここ数試合、左SBで途中出場している24歳の中山雄太は限られた時間でも安定感のあるプレーを披露している。三笘を含め東京五輪世代が、ここにきて台頭しているのだ。

 三笘は「碧の活躍はもちろん刺激になっていますしし、僕ら東京世代がもっとやらなきゃいけないとは常に言っていますし、そういうところはある。これからどんどんスタメンを担っていけるような選手が増えていけるように僕自身も頑張りたいなと思います」と、レギュラー定着へと意欲を語った。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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