浦和が槙野智章の今季限りでの退団を正式発表。「とても悲しいです。寂しいです。それでも…」熱いメッセージにファン呼応!

2021年11月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

現役続行を示唆「特大の大きな大きなブーイングをしてください」

「行ってきます」とファンに旅立ちを伝えた槙野。写真:徳原隆元

 浦和レッズは11月16日、元日本代表DF槙野智章が契約満了に伴い、今シーズン限りで退団することを発表した。

 広島県出身の槙野は、サンフレッチェ広島のアカデミーから2006年にトップチームに昇格。2010年にはJリーグの年間ベストイレブンにも選出され、12月に当時ドイツ1部のケルンへ渡った。

 広島時代の恩師でもあったペトロヴィッチ監督が就任した2012年に1年間の期限付きで浦和に加入すると、同年のピッチ内外での活躍によって完全移籍に移行。浦和では2017年のアジア・チャンピオンズリーグ制覇をはじめ、J1リーグ1stステージ (2015年)、J1リーグ2ndステージ (2016年)、ルヴァンカップ(2016年)、天皇杯(2018年)などのタイトルを獲得。個人としてもJリーグベストイレブンに2度(2015、16年)輝いている。

 また、2009年に初招集され、翌年のアジアカップ予選で初出場を果たした日本代表でも38試合に出場し、4ゴールを記録。2018年のロシア・ワールドカップにも出場している。
 
 在籍10年の浦和を離れる決断を下した槙野は、クラブを通して以下のようにコメントした。

「『浦和レッズを愛するみなさま』2021年シーズンまだ試合は続きますが、みなさまにお伝えしたいことがあります。このたび、私、槙野智章は契約満了になり、浦和レッズを離れることとなりました。

 浦和での10年間。僕にとって大きな財産であり、宝物であり、僕の全てです。
ファン・サポーターのみなさんが僕を強くしてくれました。成長させてくれました。みなさんが居なければ今の僕は存在しません。

 勝っているとき、負けているとき、どんなときでも僕の後押しをしてくれました。みなさんの声が、作り出す空気が、いつも勇気を与えてくれて、だから僕は勇敢に闘えました。その声援で僕はサッカー選手として強くなれたと思っています。

 浦和レッズとのお別れの時が、ユニフォームを脱ぐタイミング。と考えていたのですが、今となっては叶わぬ夢となりました。チームは変わりますが、また埼玉スタジアムに帰って来た際には、今まで浴びせたことのない特大の大きな大きなブーイングをしてください。それまでもう少し走り続けたいと考えています。

 10年の振り返りで、喜びや、悲しみ、などの多くの感情があり、文章で表しきれませんが、素直な気持ちでいうと、とても悲しいです。寂しいです。それでも僕は幸せです。ありがとう。浦和レッズ。行ってきます。浦和レッズ。We are REDS!」

 この一報を伝えたクラブの公式ツイッターには以下のようなサポーターから以下のようなメッセージが寄せられている。

「『浦和の男』でなくなるのは寂しいですが、槙野選手をこれからも応援します!」
「たくさん泣かせてもらいました。ありがとう」
「槙野選手がレッズに来てチームがとても明るくなりました!」
「10年間本当に、ありがとうございました。感謝しか無いですわ」
「レッズを愛する気持ち、闘志むき出しで常に前を向き戦う姿勢。ほんとに全てが槙野選手の魅力だし好きなとこです!」
「最後の3行泣けるなぁ。ほんと浦和レッズを愛していたんだなーってわかる」
「まだまだやれると思うし別のチームに行っても頑張れ!」

 34歳となった槙野の新天地は果たして――。「どこに行っても必ず埼スタに帰って来てほしい!」とサポーターからは再会を望む声も多数聞こえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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