「おまえ、泣かんでええよ」本田圭佑がブーイングに涙した元同僚の世界的名手に意見!「僕もCSKAの時に…」

2021年11月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ミラニスタがどういう感じで批判するかは知っている」

本田がミラン時代の後輩について言及した。(C)Getty Images

 本田圭佑が、元チームメイトの"涙"について私見を語った。

 11月13日に行なった自身のYouTubeチャンネルの生配信で、本田はファンから次のような質問を受けた。

「元同僚のドンナルンマが、代表戦でミラニスタから袋叩きにされ、サン・シーロでハーフタイムに涙していました。彼の場合は他の要因もありますが、手塩にかけて育てた有望な若手がクラブにお金を残さず移籍することに、どういう考えを持っていますか」

 本田がミラン時代に共闘したイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマは今夏、契約延長交渉がまとまらず、ユース時代から過ごしたミランを契約満了で退団。フリーでパリ・サンジェルマンに移籍した。これが一部のファンから"裏切り行為"と見なされ、先月のネーションズ・リーグでアッズーリの一員としてミランの本拠地サン・シーロに帰還した際には、試合中にブーイングを浴び、涙を見せていた。
 
 この一件について、本田は「ファンはファンで愛情表現なんでしょうね。僕もミラニスタがどういう感じで批判するかは、ものすごく知っているので」と見解を述べた後、「でも、ジージョ(ドンナルンマの愛称)は泣かんでええよね。連絡しておきます、おまえ、泣かんでええと」と続けている。

 そして、自身の経験を交えつつ、次のように語っている。

「でも仕方ないですよね。彼もお金を落としたかったかもしれないし、フリーで移籍することは、必ずしも本人が望んでいなかったことかもしれない。僕もCSKA(モスクワ)の時に移籍金を落とそうと思えばできたけど、望んだ移籍金を払わなければ移籍できなかったりして、結果的にフリーになるということもあるので」

 クラブや代理人の思惑などが複雑に絡む契約更新や移籍の交渉では、選手の思いとは別の方向に進んでしまうこともある――。9か国を渡り歩いてきた35歳は、いまや世界的名手に成長した守護神を気遣った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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