【J2】磐田の昇格が決定!2位京都も勝利し12年ぶりのJ1は目前!残留争いは勝点9差に9チームの大混戦

2021年11月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

磐田が3シーズンぶりとなるJ1の舞台へ

3-1で水戸を下した磐田がJ1昇格を確定させた。写真:徳原隆元

 Jリーグは11月14日、J2第39節の7試合を各地で開催。首位ジュビロ磐田と2位京都サンガF.C.が揃って勝利。磐田のJ1昇格が決定した。

 磐田は敵地で水戸ホーリーホックと対戦。12分に大井健太郎、15分に大森晃太郎が得点し2点リードで前半を折り返すと、51分にルキアンがチーム3点目を奪う。58分にオウンゴールで失点も、3-1で逃げ切った。

 勝利した磐田は勝点を86に伸ばし、残り3試合で3位V・ファーレン長崎に12差をつけ、今季の2位以内が確定。悲願のJ1昇格を叶えた。一方の水戸は同52で11位に一歩後退している。

 2位の京都は、ホームにブラウブリッツ秋田を迎え撃つ。2分にピーター・ウタカのゴールで先制に成功するが、秋田のFW武颯のゴールで一時同点に追いつかれる。しかしP・ウタカのこの日2得点目と宮吉拓実のゴールで前半のうちに2点のリードを奪うと、後半は相手に反撃を許さず3-1のままタイムアップを迎えた。

 この結果、京都は勝点81とし2位をキープ。3位長崎と勝点7差を保ち、次節勝利で自力での昇格が決まる。引き分け&敗れた場合も長崎の結果次第で2位以内が確定する。
 
 一方、残留争いは依然として混迷を極めている。

 22位の松本山雅FCはヴァンフォーレ甲府と相まみえ、2-3で敗れた。常にリードを許す展開も、80分の伊藤翔、83分の阪野豊史のゴールでしぶとく追いつく。だが最後は甲府の浦上仁騎に決勝弾を許し、勝点を積み上げることができなかった。

 20位のSC相模原はファジアーノ岡山と対戦。4分に松橋優安のゴールで先制するが、13分に同点に追いつかれる。50分に安藤翼が得点し、再びリードを奪うものの、67分、79分に失点し、逆転負けを喫した。

 18位のツエーゲン金沢は、東京ヴェルディに0-4の完敗。前半と後半にそれぞれ2失点と、良いところなく敗れた。

 17位の大宮アルディージャはモンテディオ山形と対戦し2-2のドロー決着。16位のザスパクサツ群馬はFC町田ゼルビアと対戦し、1-1の引き分けに終わり、それぞれ1ポイントずつを積み上げた。

 今季は下位4チームがJ3に降格するレギュレーションで、39節終了時点で、14位のレノファ山口FC(勝点41)から最下位の松本(勝点32)まで、勝点9差で9チームがひしめく大混戦だ。

 残り3試合でどんなドラマが待っているか。熾烈なサバイバルは最終節まで続きそうだ。

最新のJ2順位表をチェック!

 J2リーグ39節の結果は以下の通り。
【11月14日開催分】
相模原2-3岡山
甲府3-2松本
山形2-2大宮
水戸1-3磐田
町田1-1群馬
金沢0-4東京V
京都3-1秋田

【11月13日開催分】
新潟2-0愛媛
山口0-1北九州
長崎3-0栃木
琉球2-2千葉

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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