プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは、オレ・グンナー・スールシャール監督の後任として、レアル・マドリーの前指揮官であるジネディーヌ・ジダンの招聘に動いていると、現地時間11月13日付けで現地紙『Manchester Live』などが伝えた。

　しかし、この動きを14日付けで現地紙『Daily Express』が否定。「ユナイテッドの取締役会は、ジダンの就任を拒否した」と伝えた。

「先週末のダービーでペップ・グアルディオラが率いるマンチェスター・シティとのダ－ビーに敗北し、スールシャール監督は厳しい批判にさらされている。だが、ここ数週間に浮上した候補のひとりアントニオ・コンテはトッテナムに就任。もうひとりの候補であるジダンについては、取締役会がNOを出した」
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　同紙はその理由について、「ジダンは移籍市場での活動を高度にコントロールすることを望んでいた。これに対して取締役たちが苦い顔をした」としている。

　結果として、現時点で取締役会は「スールシャール監督の解任には躊躇っている」というのが実情であるようだ。

　とはいえ、ここ６試合で１勝１分４敗、プレミアリーグ通算では５勝２分４敗の６位に甘んじている現状に、指揮官の力不足を指摘する声は、元同僚であるレジェンドOBからも上がっている。

　ジダンのほかに、後任候補にはアヤックスを率いるエリック・テン・ハーグ監督や、レスターのブレンダン・ロジャース監督の名前も挙がっている。果たして、ユナイテッドは思い切った指揮官交代に踏み切るのか、現状維持を選択するのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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