【移籍市場超速報】サラーに対し法的手段のフィオレンティーナ、補強ではブラジルの大型MFワラセに照準

2015年07月07日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

フィオのキャンプ招集リストからサラーの名は外れているが…。

サラー問題が長引いているフィオだが、やるべきことは忘れてはいない。ただワラセには、欧州中の多くのクラブが興味を示している。 (C) Getty Images

 フィオレンティーナと決裂状態にあるエジプト代表モハメド・サラーは、9日にスタートするチェルシーのプレシーズンキャンプに招集されており、同日チームに合流する可能性が高まっている。
 
 しかしフィオレンティーナには、チェルシーから何の連絡も入っていない状況だ。
 
 確かなのは、選手サイドはフィオレンティーナとのレンタル契約は6月30日で満了したという立場を取っているということ。フィオレンティーナは「契約は自動延長された」という考え方に立って法的手段に訴える姿勢を変えていないが、プレシーズンキャンプの招集リストからはサラーの名前を外している。
 
 そんなフィオレンティーナが今、新たなターゲットとしているのが、ブラジルU-23代表MFワラセ(グレミオ)。191センチの大型MFながら、高いテクニックと優れたプレービジョンを備えており、ユベントスのポール・ポグバを彷彿させるビッグタレントだ。
 
 今シーズンのグレミオで、守備の負担を軽減されてより積極的に攻撃参加する自由を与えられたことで大ブレイクしたワラセ。フィオレンティーナは獲得に向け、すでにグレミオおよび選手サイドとの交渉を始めている。
 
 レンタル料200万ユーロ、買い取りオプション550万ユーロ(一定以上の試合出場で買い取り義務に自動変更)での合意を目指している。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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