「ほんの数週間前は月間最優秀監督だったのに…」前トッテナム指揮官が解任に嘆き「フットボールは最も冷酷だ」

2021年11月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「全てが計画通りにはいかなかった」

失脚したヌーノがついに沈黙を破った。(C)Getty Images

 トッテナムの前監督ヌーノ・エスピリト・サントが、今月1日にトッテナムの監督を解任されてから初めての声明を発表した。

 現役時代はGKとして活躍し、引退後はリオ・アベ、バレンシア、ポルト、ウォルバーハンプトンを率いていた47歳のポルトガル人は、昨シーズン途中に更迭されたジョゼ・モウリーニョ(現ローマ監督)の後任として、今シーズンからトッテナムの指揮官に就任した。

 すると、開幕戦で王者マンチェスター・シティを倒し、そこからリーグ3連勝、自身も8月の月間最優秀監督賞を受賞と、最高の滑り出しを見せたものの、4節からは一転、3連敗を喫するなど徐々に成績は低迷。苦戦が続くなかで、先月30日に同じく不調だったマンチェスター・ユナイテッドに0-3の完敗を喫したことが決定打となり、その座を追われていた。

 ビックラブ初挑戦は厳しい結果に終わり、これまで口を閉ざしていたヌーノは8日に自身のインスタグラムを更新。そこでついに沈黙を破り、現在の率直な心境を明かしている。
 
「控えめに言っても、この数週間は慌ただしかったよ。フットボールは最も冷酷なスポーツだ。ほんの数週間前には月間最優秀監督賞を受賞したのに、スパーズで解任されてから数日が経ってしまった。ただ、これが人生であり、次の挑戦を求めて前に進むよ」

 そして、応援してくれた人々へのメッセージとして、こう続けている。

「スパーズのファンのみんなに感謝したい。この素晴らしいクラブに加わったとき、トロフィーをもたらすビジョンを思い描いていたが、全てが計画通りにはいかなかった。だが、私たちは生きながら学んでいくものだ。これからも何かを報告できることを楽しみにしているよ」

 他クラブを率いることになった際には、現在はアントニオ・コンテが率いる古巣との再会にも期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】現地番記者が選ぶ「過去20年のトッテナム・レジェンドTOP10」を厳選ショットで振り返り!

【PHOTO】プレミアの21-22シーズン、新ユニホームキットを総ざらい! 南野拓実が着用するリバプールユニに注目!

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事