【移籍市場超速報】カッサーノがサンプドリア復帰か & トッテナムはアルデルワイレルド獲得へ etc.

2015年07月06日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

ゼンガ新監督が納得すれば、カッサーノは古巣復帰へ。

経営危機に陥ったパルマを今年1月に退団し、去就が注目されていたカッサーノは、古巣サンプドリアへの復帰が濃厚に。 (C) Getty Images

【サンプドリア】カッサーノ復帰の可能性が高まる
 
 今年1月にパルマを退団して以来、無所属の状態が続いている元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノ。かつてプレーしたサンプドリアへの復帰が噂に上った当初は、ワルテル・ゼンガ新監督がそのフィジカルコンディションに不安を示したこともあり、マッシモ・フェレーロ会長も消極的な発言に終始していた。
 
 しかしここにきて、そのフェレーロ会長がカッサーノにコンタクトを取り復帰の可能性を探り始めている。7月4日夜には、その意向を受けた形でゼンガ監督がカッサーノと電話で話をするなど、具体的な動きが出てきた。
 
 カッサーノの復帰についてはチームも肯定的な反応を示していると言われ、拒否権を発動する選手は誰もいない模様。あとはゼンガ監督以下、テクニカルスタッフがゴーサインを出せば、復帰が実現する可能性が高まってきた。
 
 ただしカッサーノの加入は、入れ替わりにFWを1人放出することが前提となる。カッサーノと同じベッペ・ボッツォが代理人を務めるステーファノ・オカカがその候補となりそうだ。
 
【トッテナム】ベルギー代表アルデルワイレルド獲得で合意
 
 トッテナムは、昨シーズンはサウサンプトンでプレーしたベルギー代表CBトビー・アルデルワイレルドの獲得で、保有権を持つアトレティコ・マドリーと合意に達した。移籍金は1600万ユーロ(約22億4000万円)+ボーナス200万ユーロ(約2億8000万円)。
 
【ローマ】左SBババと条件面で合意。アウクスブルクとクラブ間交渉へ
 
 ローマはかねてから獲得に乗り出していた左SBアブドゥル・ラーマン・ババ(アウクスブルグ)と、年俸などの条件面で合意に達した。年俸220万ユーロ(約3億万円)の5年契約。
 
 アウクスブルグには移籍金1300万ユーロ(約18億2000万円)+ボーナスという条件を提示しており、できるだけ早く交渉をまとめ上げたい考えだ。
 
 この交渉が成立しなかった場合の代替候補として名前が挙がっているのは、バルセロナのアドリアーノ。こちらもすでに選手サイドとは接触済みで、年俸210万~220万ユーロ(約2億9400万~3億円)という条件を提示してポジティブな感触を得ている。
 
 ただしバルセロナは7月18日の会長選挙に決着がつくまで移籍マーケットには手を付けられない状況で、クラブ間交渉はそれ以降となる。ローマは移籍金500万~600万ユーロ(約7億~8億4000万円)で話をつけたい考えだ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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