大迫勇也の先発復帰弾で神戸が1-0勝利、ACL出場権争いをリード!惜敗の徳島は降格圏を抜け出せず…

2021年11月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

敗れた徳島は降格圏から抜け出せず

先発復帰した大迫は今季2点目を叩き込んだ。(C)SOCCSER DIGEST

 J1リーグは11月6日、35節の3試合を各地で開催。ノエビアスタジアム神戸で行なわれたヴィッセル神戸と徳島ヴォルティスの一戦は、1-0で前者が勝利を収めた。

 勝点64で3位につけ、ACL出場権獲得レースをリードするホームの神戸は、前節から2選手を変更。大迫勇也と山口蛍が先発に復帰した。

 一方、勝点30で17位、降格圏に沈む徳島も2選手を変更した。前節ハーフタイムでピッチを後にしていたキャプテンの岩尾憲が今季初のメンバー外。前線はムシャガ・バケンガがベンチスタートとなっている。

 ルヴァンカップのグループステージで同居し、天皇杯でも顔を合わせた両チームは異例の今季5回目の対戦となった。

 試合は、先発復帰した大迫、山口に加え、アンドレス・イニエスタ、セルジ・サンペール、武藤嘉紀、郷家友太ら豪華攻撃陣を揃える神戸に対して、キャプテンの岩尾が不在の徳島は、鈴木徳真、小西雄大、藤田譲瑠チマの3センターハーフで対応。拮抗した展開に持ち込み、0-0で前半を折り返した。
 
 後半立ち上がりにビッグチャンスを迎えたのは徳島だった。

 50分に左CKからDF福岡将太がヘディングシュートを放つが、クロスバーを直撃。さらにこぼれ球に岸本武流が詰め寄るものの、ネットを揺らすことはできない。直後にロングボールからペナルティエリア内に侵入する場面も作るが、シュートは放てず。

 ピンチをしのいだ神戸が反撃を開始。イニエスタの展開から酒井高徳が右サイドの高い位置でボールを受けると、鋭いクロスを供給。ニアサイドで武藤が競り合い、わずかに軌道が変わったボールがファーサイドへ。抜群の嗅覚で走り込んだ大迫が右足で合わせゴールに叩き込んだ。57分に神戸が先制に成功する。

【動画】神戸の「夢のような流れ」から大迫勇也が決勝弾!

 その後も交代カードを切りながら、徳島の反撃を凌いだ神戸が、逃げ切りに成功した。

 この結果、神戸は勝点67に伸ばし、ACL出場権が与えられる3位をキープ。一方の徳島は、同30で17位は変わらず。

 次節、神戸は横浜FC、徳島はFC東京とそれぞれ敵地で対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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