三笘薫初招集で日本代表は4-3-3を継続するのか?森保監督の考えは「流れは大事にしていきたいが…」

2021年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

川崎の4-3-3経験者6人が招集された

4-3-3の継続だけに特化したわけではないと語った森保監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本サッカー協会(JFA)は11月4日、ワールドカップ・アジア最終予選の11月シリーズに臨む27人を発表した。

 森保ジャパンは、11月11日にベトナム代表と、同16日にオマーン代表とそれぞれ敵地で戦う。

 JFAの反町康治技術委員長は、今回のアウェー2連戦は「今までにない形」と語る。「選手の体調管理など我々の総合力が問われる」戦いだという。

 森保一監督は、「アウェーでの2連戦。我々が今、置かれている状況は、非常に厳しいということは認識したうえで、土俵際での戦いで残り6試合、全力で我々の力を出し切ったうえで、最高の勝点を取り、最終的にワールドカップへの切符を勝ち取る」と意気込む。

 今回は「コロナ禍でのアウェー戦のため、選手の入れ替えも容易ではないため」23人の登録メンバーを超えた27人を招集している。

 特に、三笘薫と旗手怜央の初招集ふたりに加え、谷口彰悟、山根視来、守田英正、田中碧など川崎フロンターレで4-3-3のシステムに馴染み深い選手たちを招集している。
 
 10月のオーストラリア戦で採用した「4-3-3」の継続について聞かれると、指揮官はこう明かした。

「メンバー選考に4-3-3に特化した招集ということではないとお伝えしたい。4-2-3-1、3-4-3(3-4-2-1)でも我々がここまで経験したなかでも使い分けができる選手たち。4-3-3というだけではない」とこれまでの森保ジャパンで採用したシステムを柔軟に使い分けるという姿勢を見せた。

 その一方で、オーストラリア戦では、「内容も、結果も伴った」戦いができたため、「流れは大事にしていきたいが、ベトナムの現地に到着した際に、選手たちのコンディションも確認して戦い方を選択していきたい」と意図を明かした。

 9月と10月の最終予選ではともに初戦を落としているだけに、11月はこれまでの反省を生かせるか。ベトナム戦への入り方にも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】W杯アジア最終予選ベトナム、オマーン戦に臨む日本代表招集メンバーを一挙紹介!
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事