「愚かだ、ばかげている」古橋亨梧への暴力行為→オーバーリアクション論争に元審判が見解!「ソフトな攻撃に見えるかもしれないが…」

2021年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

敵将は「もしPKが入っていたら不正だった」

敵DFに頭を叩かれ、PKを獲得した古橋。その反応には様々な意見が寄せられている。(C)Getty Images

 物議を醸しているのが、セルティックに所属する古橋亨梧のリアクションだ。

 現地時間10月30日に開催されたスコットランド・リーグ第12節のリビングストン戦、スコアレスで迎えた後半アディショナルタイムに問題のシーンは起きた。

 敵ゴール前で混戦になった後、古橋が相手DFアヨ・オビリーに跳ね除けるような行為をすると、報復で後ろから頭を叩かれたのだ。日本代表FWはピッチに倒れ、オビリーにはレッドカード。セルティックにはPKが与えられたが、ギオルギス・ギアクマキスが失敗し、試合はスコアレスドローに終っている。

 リビングストンのデイビッド・マーティンデール監督は「もしPKが入っていたら、不正だった」とコメント。また、英国のスポーツジャーナリストであるアンドリュー・ディクソン氏が、「古橋のジェスチャーは、スコットランドのサッカーでしばらく見たことがないぐらい恥ずべきものだ」と糾弾するなど、「大袈裟に倒れた」という批判も寄せられた。

【動画】「オーバーリアクション」と英国人記者が糾弾! 小競り合いで頭を叩かれて倒れる古橋
 そんななか、見解を示したのが、FIFAとプレミアリーグの元レフェリーであるキース・ハケット氏だ。英国メディア『football Insider』で、次のように語っている。

「ばかげた行為だ。してはならない。頭の周囲に手と腕を出すのは危険だ。サッカーでそれをしてはいけないんだ」

 ハケット氏はさらに、「人々は(叩いた行為が)ソフトだと思うかもしれないが、やってはいけないんだ。そんなことをする選手は愚かだ。規律を守る必要がある」と続けている。

「審判は良い位置で見ていた」と判定が正しかったと主張したハケット氏。「不正なPK」という敵将の指摘を一蹴した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】最高のお膳立てを冷静に流し込む!古橋の今シーズン公式戦10点目

【画像】英国で反響!セルティックサポが投稿した古橋亨梧に"染まった"東京駅の様子
 

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