鬼木達監督が金字塔のJ指揮官最多4度目のリーグ優勝も「もうひとつタイトルがあるよと言いたい」

2021年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

天皇杯連覇、2年連続二冠へ貪欲さを見せる

Jリーグ指揮官としてリーグ優勝4回は最多。今季は天皇杯で昨季に続く二冠を狙う。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 金字塔を打ち立てた指揮官がタイトルへのさらなる貪欲さを見せた。

 J1リーグ34節は11月3日、等々力陸上競技場で川崎フロンターレ対浦和レッズの一戦が行なわれ、首位の川崎が1-1のドローとしたものの、2位の横浜F・マリノスがガンバ大阪に敗れ、川崎の2年連続4回目の優勝が決まった。
 
 試合後、「率直にホッとしているが、勝って終わりたかった」と笑顔で感想を述べた鬼木達監督は、「今シーズンなかなか難しいゲームが多かったが、今日も同じような展開のなかで我慢強さが選手たちに備わってきた。また今日も引き分けという形だが、そういう戦いをしてきたというところを選手が存分に見せてくれた」と浦和の粘りに苦しみながらも、引き分けに持ち込んだ選手たちの頑張りを労った。

 この優勝で、鬼木監督はJ1リーグの指揮官として4回目のリーグ優勝を達成し、最多記録を更新。単独1位となり金字塔を打ち立てた。これについて指揮官は、「これはクラブのみんなの力。勝つことで成長することはいっぱいあるので続けていきたいし、またこれがあるからサポーターの方も喜んでくれると思う。ただ勝ち続けるためには、全部が揃わないとなかなか難しいので、その歩みを止めずに行ければいいと思う」と語った。

 そう語る指揮官は、選手たちをまだまだ満足させるつもりはないようだ。選手たちにロッカールームで掛ける言葉を問われた鬼木監督は、「お疲れさまということと、ただもうひとつタイトルあるよと。まあそこは言いたいと思います!」と、12月に行なわれる天皇杯の連覇へも意欲を見せた。

 天皇杯は12月12日に準決勝、同19日に決勝が行なわれる。2年連続での二冠達成なるかに注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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