「試合後の挨拶は好きではない」シメオネが因縁のクロップとの挨拶拒否を示唆!「イギリスでの習慣は知っているが…」

2021年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

握手を嫌う理由とは?

シメオネ(左)とクロップ(右)。試合後に2人の手が触れ合うことはあるのだろうか。(C)Getty Images

 アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が現地時間11月2日、チャンピオンズ・リーグ(CL)グループステージ第4節のリバプール戦の前日会見に出席。因縁深い敵将ユルゲン・クロップに言及した。

 両者は今大会以前では、前々大会のラウンド・オブ16で対戦し、2戦合計1-1で延長までもつれ込んだ末に、最後はリバプールが2-3で涙をのむ結果に。クロップが敗戦後、「彼らはあれほどのクオリティがありながら、なぜあんなサッカーをやるんだ。コケ、サウール(ニゲス)、(マルコス)ジョレンテがいて、適切なサッカーができるのに、90分間、深く守ってカウンター狙いだ」と苦言を呈したことが話題となった。

 それからおよそ1年半が経った先月18日、グループステージ第3節で再び顔を合わせることとなった際には、ドイツ人指揮官は前日会見で「彼らの仕事をこれ以上ないほど尊敬している」としつつも、「気に入っているかって?あまり好きではないね。だがそれは普通のことだ。異なる種類のサッカーを好むのが私だ」とコメント。

 対して、アルゼンチン人指揮官は、クロップに先んじで行なった会見で「2020年からのドイツ人指揮官の批判に対して何か言うことはないか」と投げかけられるも、笑顔で一言「何もない」と答えた。

 そうしたなか迎えた再戦では、今度はリバプールが3-2で勝利。試合終了後には、クロップが握手を求め相手ベンチ側へ向かうも、シメオネは笛が鳴るといつものように、ロッカールームへ走り去っていたなかで、後方から皮肉的に親指を立てるなど、不満をのぞかせたことも世間の耳目を集めていた。
【動画】前回対戦時、試合終了とともに足早に立ち去るシメオネと不満げなクロップ
 英紙『Daily Mail』によれば、敵地アンフィールドでのリターンマッチを前に、シメオネはこの話題に触れ、自身の考えを明らかにしている。

「試合後の挨拶は好きではない。イギリスではそれが習慣であることは知っているが、私はそれを共有していないし、それに含まれるかもしれない"偽り"が好きではない。私はクロップという人間をよく知らないが、彼がこれまで率いた全てのクラブで素晴らしい仕事をしてきた偉大なコーチであることは知っている」

 一方、会見で同じテーマについて質問されたクロップは、一切わだかまりがないことを強調している。

「私たちはお互いを知らないが、彼がアトレティコでやっていることを尊敬しているよ。毎年強豪を相手に絶対的な強さを発揮している。本当に素晴らしい。握手をあしらわれた? 彼が握手をしないと知っていたら、私はしない。2人とも感情的になっていたが、今は彼が握手を好まないことを知っているので、問題ない」

 現在勝点4でグループ2位のスペイン王者は、同9で首位のリバプールを追う。決勝トーナメント進出の可能性を高めるためにも、前節の借りをきっちり返し、颯爽と"勝ち逃げ"したいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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