「我々の唯一のチャンスだった」強豪ブラガ戦、中島翔哉が前半36分からスクランブル出場! ポルティモネンセ指揮官が語った投入の理由とは?

2021年11月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

10月に公式戦に復帰し、リーグ戦は2試合目の出場

復帰後、少しずつ出場時間を増やしている中島。(C)Getty Images

 現地時間11月1日、ポルトガルリーグ第10節が行なわれ、MF中島翔哉が所属するポルティモネンセは、アウェーで強豪ブラガと対戦し、0-3で敗れた。ベンチスタートだった中島は、1点をリードされた35分から出場したが、無得点に終わっている。

 しかし、見せ場は作った。昨シーズンにアラブ首長国連邦(UAE)のアル・アインにレンタル中に負傷し、先月にようやく公式戦に復帰したアタッカーを前半に投入した意図について、パウロ・セルジオ監督が言及したと現地紙『A BOLA』が報じている。

「最初に失点したシーンはシンプルなミスで、前半45分は用意したものが全くうまくいかなかった。前半の出来は酷評されるべきものだ。だが、30~40分台は質の高いプレーができたと思う。ブラガの最終ラインの裏にはたくさんのスペースがあり、(先発した)レナトは、そこで勝負しなかった。代わりにナカジマが入ってそこのスペースでボールを要求した。彼はDFの裏でボールを求める方法を知っているので、それで勝負したかった。チームは気づかなかったのはミスだ。もっとそれを利用すべきだった」
【動画】強豪ブラガ戦、中島翔哉がDFをかわしてスルリと抜けだし、GKと1対1になった場面をチェック!(2分35秒~)
 そして、得点こそなかったものの、その働きについては一定の評価をしているようだ。

「狙い通りに、(0-2で迎えた78分の)ナカジマの絶好のチャンスが決まっていれば、試合は大きく変わっていたかもしれない。だが、相手のGKが素晴らしいセーブを見せたので仕方がない。あれは、ブラガを不安にさせることができる唯一のチャンスだった。そしてそれは叶わず、疲れていたときに3点目を奪われてしまった。全体的には非常に悪いパフォーマンスだったが、責任は私にある」

 ポルティモネンセは10試合を終えて4勝2分4敗で6位につけており、11月6日にはベレネンセスと対戦する。中島は10月17日のカップ戦で公式戦に復帰し、リーグ戦では前節のエストリウ戦で22分間プレー。ブラガ戦では55分間と、少しずつ出場時間は増えている。今後さらに出場時間を伸ばし、本来の実力を存分に発揮して期待通りの活躍を示せるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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