「ミナミノはクロップに自分の資質を思い出させた」救世主となった南野拓実を現地紙が絶賛!「彼の放った一撃で…」

2021年10月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

今回の辛勝が主軸不在となる来年1月の苦戦を予期とも

救世主となった南野に現地メディアから賛辞が寄せられている。(C)Getty Images

 現地時間10月27日に開催されたカラバオカップ(リーグカップ)の4回戦で、リバプールはプレストンと敵地で対戦。2部で19位と低迷する相手に攻撃が全く嚙み合わず、よもやの大苦戦を強いられる。

 そんな状況でチームを救ったのが、2ゴールを奪った先月21日のノーリッジ戦(同3回戦)以来、今シーズン2試合目の先発を果たした南野拓実だった。62分にネコ・ウィリアムズからの難しい浮き球のクロスを上手く左足でねじ込み、ついに均衡を破ったのだ。アウェーチームはこの1点で主導権を掌握し、84分にもディボック・オリギが技ありのヒールシュートで追加点を奪い、勝負あり。2-0でプレストンを下し、準々決勝へ駒を進めている。

【動画】難しい浮き球を上手く左足で押し込む!南野の勝利に導く一撃をチェック(45秒~)

 救世主となった日本代表FWを現地メディアも絶賛。地元紙の『Liverpool Echo』は、鮮烈な活躍をこう伝えている。
 
「タクミ・ミナミノはカラバオカップで、リバプールのボス、ユルゲン・クロップに自分の資質をタイムリーに思い出させた結果、低迷するシャドー・レッズが大きなバナナの皮を脱ぎ捨て、(決勝の会場)ウェンブリーに向けて大きく前進することにも貢献したのだ。彼の放った一撃は、ここディープデイルの地で、現在チャンピオンシップで19位のプレストンに苦戦を強いられていたビジターに、ようやく活気を与えた」

 一方で同紙は、今回の辛勝が主軸不在となる来年1月の苦戦を予期しているとも指摘している。

「レッズは主力のFWを欠き、ディオゴ・ジョッタはベンチに置いたまま、他の選手は自宅待機と、全く異なる先発メンバーで臨んだなかで、モハメド・サラーとサディオ・マネがアフリカ・ネーションズカップ参戦で離脱が予想される1月に、何が起こるかを垣間見た」

 いまだリーグ戦の出場はゼロの南野。このゴールがユルゲン・クロップ監督へのアピール成功となっただろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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