「無念ではありますが…」広島が城福浩監督の退任を発表。残り5試合は沢田ヘッドコーチが指揮

2021年10月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

城福監督は広島で通算56勝37分42敗の戦績

10月24日の仙台戦が広島での最後の試合となった城福氏。写真:田中研治

 サンフレッチェ広島は10月26日、城福浩監督の退任を発表した。なお、同日のトレーニングより、広島の沢田謙太郎ヘッドコーチが、2021シーズン終了まで監督として指揮を執ることになるという。

 2018年から現職に就いていた城福氏は、初年度にJ1リーグで2位に導き、19年は6位、昨季は8位、今季ここまで33試合を終えて、チームは11勝12分10敗で10位につけている。広島で135試合を指揮し、通算56勝37分42敗の戦績となった。

 城福監督は退任にあたり、以下のようにコメントしている。

「このたび、サンフレッチェ広島の監督を退任することになりました。約4年間、良いときも苦しいときもありましたが、常にチーム一丸となって戦う姿勢を貫いてくれた選手、スタッフ、そしてどんなときでも心強いサポート、温かい応援をしてくださったファミリーの方々に深く感謝申し上げます。

 今年、積み上げてきた成果を残り5試合ファミリーの皆さんにお見せしたい、そして喜びを分かち合いたいと思っていましたので、シーズン最後まで一緒に戦うことができなくなったことは無念ではありますが、来年以降、チームがさらなる高みにいくこと、そして来る新スタジアムでのシーズンで優勝を争うチームになることを信じております。

 4年間、本当にありがとうございました」
 
 シーズン終了まで後任を務める沢田ヘッドコーチは、2003年に広島で現役生活を終えると、翌年から広島のユースコーチを務め、ジュニアユース、ユースの監督を経て2020年からトップチームのヘッドコーチに就任していた。

 沢田新監督のコメントは以下の通り。

「今回、このような状況になったのもヘッドコーチである自分が城福監督を助けることができず、もっともっと何かできたのではないかと悔いが残っています。

 監督を任された以上、残り5試合は責任と覚悟を持ち、持てるモノをすべて選手に伝え、少しでもチームが良くなるように全力を尽くします」

 広島の次節はホームでの鹿島戦、その後、湘南、清水とのアウェー戦を行なう。FC東京とのホーム最終戦後に、敵地で徳島と最終節を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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