「まだその時ではない」C・ロナウドが考える代表引退のタイミングとは?マンUの苦戦には「適応する時間が必要」

2021年10月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「人を幸せにするのは気分がいい」

36歳となったいまもC・ロナウドの気力は衰えるどころか、増すばかりだ。(C)Getty Images

 今夏に12年ぶりにマンチェスター・ユナイテッドに復帰したクリスチアーノ・ロナウドは、チャンピオンズ・リーグ(CL)で3試合連続ゴールを奪うなど、ここまで8戦6発と早速ゴールを量産。ただ、プレミアリーグでチームは思うように勝ち星を積み上げられていない。

 そんななか、英衛星放送『Sky Sports』のインタビューに応じたC・ロナウドは、新加入選手が多く、チームの熟成には時間がかかるとし、ある程度の辛抱が必要だと主張している。

「ユナイテッドは、僕や(ラファエル)ヴァランヌと(ジェイドン)サンチョを獲得し、いくつかの変化があった。適応には時間がかかるだろうし、僕らがプレーするシステムも含め、一歩一歩進めていくことによって、全てが可能となることを心に留めておかないといけない」

 そのうえで、チームメイトには自己犠牲を求め、自身の経験は状況を好転させるきっかけになると続けている。

「誰もが自分の役割を知るべきだ。僕の役割は、ゴールを決めることと、ゲームを理解するための経験とノウハウでチームを助けることだ。全員が同じ考えを持ち、チームのために犠牲になれば、我々はより良いチームになると思う。僕らの後ろには素晴らしいサポーターに、スタジアム、チームがあるのだから、そのように続けていかなければならない」

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 36歳のポルトガル代表FWは、先月には元イラン代表のアリ・ダエイが保持していた109ゴールを超え、男子代表における歴代最多得点記録を更新。さらに欧州5大リーグ(479)とCL(137)でも歴代最多のゴール数をマークしている。

 次々に記録を更新し続けるスーパースターは、クラブでのキャリアを長続きさせるために、代表の引退を検討するかどうかを問われた際には、はっきりとこう答えている。

「なぜだ?まだその時ではないよ。それに(代表でのプレーは)人が望むものではなく、自分が望むことなんだ。走力がなくなったときや、ドリブル、シュートで力がなくなったと感じたときがタイミングかな。僕にはまだその力があるし、モチベーションがある。もっとレベルを上げていきたいね。

 ポルトガルの話をしているが、チャンピオンズ・リーグでは、僕は最多ゴール、最多勝利、アシスト…全てを持っている。でも、僕は続けていきたい。サッカーをするのが好きなんだ。人を幸せにするのは気分がいい」

 気力は衰えるどころか、増す一方のC・ロナウド。代表では来年に迫るカタール・ワールドカップでの戴冠、クラブでは覇権奪回のために、まだまだ走り続ける。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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