「13歳のとき、校長の自宅だった」名手エブラが性的虐待を受けた過去を衝撃告白!「母に明かすのが辛かった」

2021年10月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「おなかのなかにいつもバタフライがいるようだった」

27年前の辛い記憶を紐解いたエブラ。家族に初めて明かすのが「本当にタフだった」と話す。(C)Getty Images

 40歳になったレジェンドが決意の告白だ。かつてマンチェスター・ユナイテッドの黄金期を支え、フランス代表としても活躍したDFパトリス・エブラである。

 エブラは今回、自伝である『I love this game』を上梓。その発売を前に英紙『The Times』のインタビューに応じ、これまで明かしたことのなかった過去の深い傷を公にした。13歳の頃、当時通っていた学校の校長に性的虐待を受けたというのだ。
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 稀代の名サイドバックは次のように明かす。

「当時僕は、慕っていた校長先生の自宅に泊まって学校に通っていたんだ。数日を過ごして、僕が家族の元に帰る前の最後の夜、彼は目的を果たした。僕のペニスを口にくわえたんだ。それからは本当に苦しい日々だった。おなかのなかにいつもバタフライ(蝶)がいるようで、学校生活が終わるまで良い眠りにもつけなかった」

 だがエブラは誰にも虐待の事実を打ち明けず、プロフットボーラーになってからもひとりで思い悩んできた。24歳のとき、件の校長が複数の性的虐待で告発されたが、エブラは無関心を装って沈黙を守ったという。順風満帆なキャリアの障害にしたくないと考えたからだ。

 そんななか、自伝の出版を前にエブラは、母に初めて過去の出来事を伝えた。

「本当に辛かったよ。僕が40歳になったいまだから言えたことだけど、彼女にとっては途轍もなく大きなショックになった。憤慨していて、『まだそいつが生きているなら殺してやる!』と言ってね。そして何度も『助けてあげられなくてごめんなさい』と詫びるんだ……。兄妹や友人たちの怒りも理解できる。でも僕はもう、心の奥底に記憶を封じ込めてしまった。だから、(告訴は)考えていないよ」
 
 そしてエブラは、同じような悩みを抱える少年少女たちに強く呼びかける。「もし僕と同じような経験をした子どもたちがこれを読んでいるのなら、どうか声を上げてほしい。話さなきゃダメだ。恥に感じる必要なんてまったくない。悪夢は話すことによって克服できるんだ」と語気を強めた。

 ときにその真正直な言動が物議を醸すことがあっても、いつも陽気で、人生に対して常にポジティブなイメージが強かったエブラ。名手の赤裸々な告白に、欧州フットボール界が衝撃を受けている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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