「カマダを最初から起用すれば…」采配が批判されたフランクフルト指揮官、ELオリンピアコス戦で鎌田大地の先発起用を示唆?

2021年10月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

ヘルタ・ベルリン戦での起用ミスを認める

ベンチに回る試合が増えている鎌田だが…。(C)Getty Images

 現地時間10月16日に行なわれたブンデスリーガ第8節で、長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトは、ホームにヘルタ・ベルリンを迎え、1-2で敗れた。長谷部はフル出場、鎌田は後半からピッチに立っている。

 オリバー・グラスナー監督を迎えた今シーズン、フランクフルトの公式戦勝利は1勝のみ。リーグ戦では14位に沈んでいる。

 そんななか、21日に行なわれるヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節のオリンピアコス戦を控えた記者会見に、グラスナー監督が出席。グループ首位のギリシャの雄を迎える心情を語ったと、現地紙『Frankfurter Rundschau』が伝えている。

「今はすべてを疑ってゼロにリセットするのではなく、小さな歯車を少しずつ調整していくことになるだろう。新加入選手たちに対する批判は、完全に間違っている。期待が非常に大きく、時間が限られていることは承知しているが、彼らのアプローチを肯定的に捉えたい。かつてここに所属していたセバスティアン・アレを思い出してほしいと願う。彼のように少しずつ認められていくことが大切だ」
 
 しかし、先日のヘルタ・ベルリン戦での自身の采配については過ちを認めたようだ。イェスパー・リンドストローム、サム・ランメルス、イェンス・ペッテル・ハウゲを先発起用し、鎌田をベンチスタートにしたこの試合で、攻撃は全くかみ合わず。同紙は「日本代表に参加して疲れていたとはいえ、最近加わってピッチの上でよく休んでいるアタッカーよりは、どんなに疲れていても鎌田のほうが優れているだろう」と酷評している。

 そして、会見で鎌田について問われた指揮官は、「カマダが最初から出場していたら、もっと良かったかもしれない」と回答。「代表戦でフレッシュな印象を残していなかったとコメントしたが、すでに多くの時間をプレーしているし、これからも多くの時間をプレーするだろう」と語っている。

 ここまで1勝1分のフランクフルトに対し、オリンピアコスはアントワープ、フェネルバフチェを下して2連勝と波に乗っている。

 同紙が先発復帰はほぼ間違いないと伝えた鎌田は、チームを勝利に導くことができるか。オリンピアコス戦は日本時間22日の4時にキックオフされる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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