ACL決勝の対戦カードが決定!同国対決を制した、韓国の浦項と、サウジのアル・ヒラルが激突!

2021年10月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

PK戦の末浦項が蔚山を下し決勝に進出

11月23日に行なわれるACL決勝の対戦カードが決定した。(C)AFC

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は、日本時間10月20日に準決勝の2試合を開催。西地区はアル・ヒラル、東地区は浦項スティーラーズが勝ち上がり、11月23日に行なわれる決勝戦へ駒を進めた。

 東地区は、準々決勝で名古屋を3-0で下した浦項と、前回王者で韓国のKリーグ首位の蔚山現代との同国対決となった。

 前半はスコアレスで終えると、52分に蔚山がユン・イルロクのゴールで先制する。浦項にペースを握られていた中での先制点だったが、直後にピンチを招く。キャプテンマークを巻くウォン・ドゥジェが、危険なタックルで一発退場となってしまう。

 浦項は数的優位を生かして猛攻を仕掛けるが、引いて守る蔚山の牙城を崩すことができない。時間だけが経っていくなか、89分に起死回生の同点弾が生まれる。敵陣右サイドで得たFKからアレックス・グラントがファーサイドへ放った浮き球のヘディングシュートでネットを揺らす。

 延長戦でも決着はつかずPK戦に突入。先行の蔚山は一人目が失敗。対する浦項は5人全員が成功させ、PK戦5-4で浦項が逆転勝利を収めた。
 
 西地区でもアル・ヒラルとアル・ナスルのサウジアラビア勢同士の対戦となった。

 試合は、アジアを3度制した経験を持つアル・ヒラルが先行する。バフェティンビ・ゴミスのシュートのこぼれ球をムサ・マレガが押し込み17分に先制する。さらに前半アディショナルタイムにアル・ナスルのアリ・ラジャミが一発レッドで退場し、数定期優位に立つ。

 アル・ヒラルは後半、セットプレーから5月に中国の広州FC(旧・広州恒大)からアル・ナスルに移籍したタリスカに同点ゴールを許すものの、71分にアル・ドサリが勝ち越し弾を奪い、2-1で勝利を収めた。

 この結果、11月23日に行なわれる決勝のカードは、ともに最多4回目のアジア制覇を目指すアル・ヒラルと、韓国の浦項となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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