【J1ベストイレブン】MVPは劇的決勝弾の前田大然!残留争いの直接対決を制した大分から最多3選手を選出|32節

2021年10月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

チアゴ・マルチンスは最多8回選出

【32節のベストイレブン】

 Jリーグは、10月16・17日にJ1第32節の7試合を各地で開催した。ここでは、先週末に行なわれた試合からサッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介していく。

 主役は、劣勢の戦いを覆す決勝弾を叩き込んだ横浜の前田大然だ。

 札幌戦に先発した前田は、同点で迎えた88分、天野純のクロスに飛び込み値千金の決勝弾をマークした。得点ランキングのトップをキープするゴールのみならず、前半のうちに相手に先制を許す苦しいゲーム展開のなか、攻守にわたるハードワークでも大きく貢献した快速アタッカーを今節のMVPに選出した。

 同じく横浜からは90分間落ち着いて相手の攻撃に対処し、追加点を許さなかったチアゴ・マルチンスもピックアップ。抜群のスプリント力を誇る助っ人DFは最多8回目のベストイレブン入りとなった。
 
 残留争いのライバル対決を制した大分からは3選手、横浜FCからは2選手をセレクト。

 大分のエンリケ・トレヴィザンはロングボールやクロスを力強く跳ね返し、仙台の攻撃を封じた。下田北斗はサイドチェンジを有効に使い、先制点を演出。渡邉新太は重要な一戦で2ゴールと確かな結果を残した。

 横浜FCのサウロ・ミネイロは豊かなスピードと決定力の高さを見せつけ、徳島を相手に2得点。瀬古樹は守備にも奮闘しながら2アシストを記録するなど、替えの効かない存在として勝利に貢献した。

 敵地で清水に1-0で勝利した柏からは2選手をピックアップ。右SBの大南拓磨は走行距離、スプリント回数でいずれもチーム最多を記録し、先制点も演出した。左SBの三丸拡は効果的な攻め上がりから値千金の決勝弾をマークした。

 そのほか、最前線には高い打点のヘディングシュートで福岡の堅守をこじ開けた神戸のドウグラスを、GKにはPKで1失点するものの、ビッグセーブ2本でチームを救ったG大阪の東口順昭を選出した。

【PHOTO】J1第32節"ベストイレブン"に選出された11人を厳選ショットで紹介!

【動画】2021年J1リーグ第32節、編集部厳選ベストイレブン!

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