もう誰にも止められない。リバプールのエース、モハメド・サラーが前節のマンチェスター・シティ戦（△２-２）に続き、またもや圧巻の個人技を見せ、衝撃の一撃を叩き込んだ。

　リーグで唯一開幕から無敗を続けるリバプールは現地時間10月16日、プレミアリーグ第８節で、クラウディオ・ラニエリを新監督に迎えた15位のワトフォードと敵地で対戦（〇５-０）。９分にサディオ・マネ、37分と52分にロベルト・フィルミーノがゴールを奪い、試合の流れをがっちり掴むと、冒頭の場面が訪れたのは３点目を奪った直後の54分だった。

　ペナルティエリアの右サイドでボールを持ったサラーは、相手３人に囲まれながらも、足に吸い付くような抜群のボールタッチで翻弄。最後は鋭い切り返しから黄金の左足を振り抜き、鋭いシュートをネットに突き刺してみせたのだ。
【動画】もう誰にも止められない！サラーが決めた異次元のゴールをチェック

　この超絶ゴラッソにファンも驚愕。SNS上は大興奮の声が溢れている。

「おい冗談だろ」
「ちょっと理解できない」
「わけわからんゲームの世界」
「これは伝説に残る！」
「超ワールドクラスのゴールを２戦続けてするサラーやばすぎる」
「前節に10年で１度見れるかどうかみたいなこと聞いたけど、２週間後に見られたぞ。異常気象だ」
「本当に笑うしかない」
「化け物すぎる」
「人間からの卒業おめでとう」
「誰もこの男を止められない」
 

　また、クラブ公式サイトによれば、シティ戦後に「世界最高の選手だけが、このようなゴールを決めることができる。人々はこのゴールについて長い間語り続けるだろうね」と激賞していたユルゲン・クロップ監督は、２週間後にまたもやファインゴールを叩き込んだエジプトのキングが、改めて「ナンバーワン」だと確信したようだ。

「彼は間違いなく、世界最高の選手のひとりだ。（ロベルト）レバンドフスキもいるし、（クリスチアーノ）ロナウドはいまだに狂ったようにゴールを決めている。それに（リオネル）メッシはいまだにワールドクラスのパフォーマンスを見せているし、（キリアン）エムバペもいるし、他にもいろいろな選手が出てくるだろう。でも今この瞬間、彼がそのリストのトップにいることは間違いない」

　さらにシティ戦での一発と比較を求められた際には、「２つは明らかに異なるゴールだ」と、こう説明している。

「もう１つ（シティ戦）のゴールは、よりダイナミックで、より大きなスペースを使ったものだ。どちらも、我々のような普通の人間には不可能だが、彼には明らかに可能で、それが彼を特別な存在にしている」
【動画】どっちが凄い？サラーが２週間前に決めた「10年に１度」の異次元弾（１分７秒～）

　最高の輝きを放ち、2014年２月にダニエル・スターリッジが達成したクラブ記録と並ぶ公式戦８試合連続ゴールを挙げたサラー。次も世界中の度肝を抜くゴールを奪い、新記録を打ち立てることはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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