【カルチョ移籍市場・中間総括】インテル:最も積極的に補強中!! 余剰人員の動向にも要注目

2015年06月29日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

国内外で引く手はあまただが、選手が乗り気でないケースも…。

CB、SB、MFと、ここまでバランス良く補強を進めているインテル。最後に狙うのは前線の選手だ。写真はヨベティッチ。 (C) Getty Images

 ミランダ(アトレティコ・マドリー)、ジェイソン・ムリージョ(グラナダ)という2人のCBを皮切りに、ミランを出し抜いてフランス代表MFジョフレー・コンドグビアも獲得。さらにジアネリ・インブラ(マルセイユ)、マルティン・モントーヤ(バルセロナ)をめぐる交渉も大詰めに入るなど、ここまで最も積極的な動きを見せている。
 
 さらなるターゲットとしては、クロアチア代表イバン・ペリシッチ(ウォルフスブルク)、エジプト代表モハメド・サラー(フィオレンティーナ)という2人の快足ウインガー、そして前線に、モンテネグロ代表ステバン・ヨベティッチ(マンチェスター・シティ)という名前が挙がっている。
 
 しかし、それ以上に注力する必要があるのは余剰人員の整理だ。ワトフォードがズドラブコ・クズマノビッチとダビデ・サントンに興味を持っているが、2人ともプレミアで残留を争うクラブへの移籍には消極的だ。
 
 マルコ・アンドレオッリにはサンプドリアから、ファン・ジェズスにはスパルタク・モスクワからオファーが届いているが、これも選手サイドが乗り気でなく、成立は難しい状況。そして、ジョエル・オビはカルピ、レンタルバックのマッテオ・ビアンケッティはヴェローナへの移籍が噂に上っている。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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