J初ゴールは「タイガー・ウッズのようなイメージ」徳島の陽気な助っ人が上昇気流を巻き起こす!

2021年10月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

バケンガはリーグ戦3試合目で初得点

陽気に取材に応じたバケンガ。※写真は会見中のスクリーンショット

[J1リーグ31節]徳島3-0鳥栖/10月3日(日)/鳴門・大塚

 試合開始前まで17位で降格圏に沈んでいた徳島にとって、大きな一勝となった。

 試合は、鳥栖に多くの時間帯でボールを握られる徳島らしくない戦いとなったが、垣田裕暉の24試合ぶりのゴールで先制すると、そのエースが追加点を挙げ前半のうちに2点をリード。さらに60分にはムシャガ・バケンガに来日初ゴールが生まれ、終わってみれば3-0の快勝だった。

 試合後にオンライン上で取材に応じたバケンガは、リーグ戦3試合目で決めた初得点について「できるだけ早くと望んでいたゴール。まずは決めることができて安心しました。良い時、悪い時ありますが、チームを助けることができて本当にうれしく思います。一番大事なのはチームが勝つこと。このゴールはチームで奪えたもの」と喜びを語る。
 
 得点シーンでは、CKの流れから相手ボールになるが、ディフェンスラインでパスを回しているところへプレスを仕掛け、GKのミスを誘う。ボールを奪うと、そのままペナルティエリア左脇の角度のない位置から浮き球のシュートで得点を奪った。

 この場面を振り返ったノルウェー出身の29歳FWは、「僕はゴルフもやるので、タイガー・ウッズのようなイメージで、ピッチングウエッジで打つような感覚で芝目を見て、この角度で流し込めば行けるんじゃないかなと、ゴルフプレーヤーのような感覚でシュートを打ちました」と満面の笑みを浮かべる。

 徳島はこの日の勝利で金曜日に横浜に敗れていた湘南をかわして残留圏となる16位に浮上。8月9日のG大阪戦(2-1)以来8試合ぶりに本拠地での白星となった。

 バケンガは「スタジアムで皆さんから受ける愛は本当に素晴らしいもので、いつも感謝しています。その受けた愛は僕も返さないといけない。自分のプレーでお返ししようと思っていました。サポーターの皆さんとの結びつきも強く感じた一日になりました」と感謝を表すと、「アザース。オツカレーッス」と陽気に取材会場を後にした。

 貴重な勝点3を得たことと共に、陽気な助っ人の初ゴールが徳島にポジティブな風を呼び込んでいる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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