「緊張していた僕に…」新加入の冨安健洋にアーセナルの“神童”が掛けた言葉とは?「本当に感謝している」

2021年09月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

ダービーのマッチデープログラムで特集され…

デビュー戦を前にしたウーデゴー(右)とのやり取りを冨安が明かした。(C)Getty Images

 アーセナル復調の立役者のひとりとなったのが、今夏にボローニャから加入した冨安健洋だ。

 開幕から3連敗で、0得点・9失点だったチームは、この日本代表DFがデビューを飾ったノーリッジ戦からプレミアリーグで3連勝。9月26日に行なわれたノースロンドン・ダービーでは、宿敵トッテナムを3‐1で粉砕してみせた。ここ3試合で失点は1。右SBに1対1に強い冨安が入った効果は、顕著に表われている。

 このトッテナム戦のマッチデープログラムでは、冨安の特集が組まれた。その中のインタビューで、同僚のノルウェー代表MFに感謝の言葉を口にしている。英紙『METRO』が伝えた。

「僕が到着して以来、すべての選手がとても助けてくれました。スタッフのメンバーも同様です」と語った冨安は、「ノーリッジ戦の前、僕は本当に緊張していました。だから、チームメイト、特にマルティン・ウーデゴーの助けに本当に感謝しています」と続け、そのワケを明かしている。

「彼は、『ただ楽しめばいい』と言ってくれた。そして、そうすることができ、3ポイント獲得に貢献できました」
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 それでも、自身のプレーには満足していないようだ。「自分のパフォーマンスについては、100パーセント満足していません。特に守備面で、いくつかミスを犯しました。しかし、それは最初の試合だったので、もっと良くなると思います」と付け加えている。

 レアル・マドリーからの1年レンタルが終了し、今夏に完全移籍を果たしたウーデゴーは、冨安と同じ1998年生まれの22歳。母国のクラブで15歳にしてトップデビューを果たし、16歳でマドリーの契約を結んだレフティは、"神童"と持てはやされた。

 しかし、マドリーでは定着できず、レンタル生活を繰り返してきた苦労人だけに、合流直後にスタメンに起用され、ナーバスになっているニューカマーの気持ちを察したのかもしれない。

 守備では冨安、攻撃ではウーデゴー。この同い年コンビが、アーセナルのさらなる躍進の鍵を握っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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