【J1展望】1stステージ・17節|松本-湘南|激戦必至の昇格組の対戦。久々の白星を勝ち取るのは――。

2015年06月26日 サッカーダイジェスト編集部

松本――飯尾、前田の活きの良い若手に期待。湘南――礎を築いた元指揮官に進化を見せ付けたい。

故障者/松本=後藤、那須川、ドリバ 湘南=なし 
出場停止/松本=なし 湘南=なし

J1リーグ1stステージ・17
松本山雅FC 湘南ベルマーレ
 
6月27日(土)/19:00/松本平広域公園総合球技場
 
松本山雅FC
リーグ成績(16節終了時):15位 勝点15 4勝3分9敗 15得点・23失点
 
【最新チーム事情】
●リーグ戦で4連敗中。さすがにチームの雰囲気は良好とは言い切れない……。
●その4試合で10失点。まず失点を防げるかが勝点奪取への条件となるのは間違いない。
●湘南とのリーグ戦での戦績は3分1敗。今回こそ初勝利が欲しい。
 
【担当記者の視点】
 リーグ戦では4連敗中だが、ナビスコカップを含めれば、公式戦6連敗中と、実に1か月以上、白星から見放されており、反町監督も頭を痛めているに違いない。
 
 この負のスパイラルの始まりが、奇しくも5月20日のナビスコカップ5節の湘南戦だ。序盤に先制を許す展開で、池元のゴールで同点に追いつくも、77分に突き放されて、悔しい敗戦を喫した。
 
 ある意味、悪い流れを断ち切るには、湘南は格好の相手と言えるだろう。同じ昇格組同士で、走力を武器としたスタイルは酷似。プライドを賭けたテンションの高いゲームになりそうだが、最後まで集中を切らさずに勝利を掴み取りたい。
 
 そのためにはゴールを奪う必要があるが、連敗した4試合で10失点という脆弱な守備の立て直しが最優先事項だ。もっとも、人数を割いてゴール前を固めるのではなく、積極的に高い位置から奪いにかかるなど、持ち味のアグレッシブな守備でペースを握り、攻撃につなげたい。
 
 攻撃面で期待したいのが、前節に続き左ウイングバックで先発が予想される飯尾と、U-22日本代表に初選出された左シャドーの前田のふたり。活きの良い若手がフル回転の働きでチームに勢いをもたらし、攻撃を活性化させられれば、ゴールの確率は高まるはずだ。

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湘南ベルマーレ
リーグ成績(16節終了時):10位 勝点19 5勝4分7敗 17得点・22失点
 
【最新チーム事情】
●シャドーは大竹? 山田?
●5試合勝ち星なしの悪い流れを断ち切れ。
●求められるのは"2点目"。
●準備万端の古林が右WBで先発も。
●新助っ人FWの獲得も近いか。
 
【担当記者の視点】
 ここ5試合勝ち星がない。ただし、決して内容的にも圧倒されたような試合は少なく、曺監督もなにかを変えることは考えていないようだ。
 
 ただし、その5戦の間は一度も、2点以上を奪えていない。エース候補だったB・セザルの退団が決定し、新助っ人FW獲得の噂も聞かれる。先制できた際、さらにカウンターで畳み掛けるような"湘南らしさ"を見せたい。
 
 シャドーは、大竹と山田のどちらが先発するかは、曺監督が試合直前まで見て判断することになるか。また、右ウイングバックには良いコンディションを維持する古林が出場する可能性もある。
 
 ナビスコカップでは2-1で勝利を収めているが、その時とは両チームともに大幅にメンバーが変わりそうだ。湘南スタイルの礎を築いた反町監督に、進化したベルマーレを見せ付けたい。
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