韓国代表にブラジル人帰化選手が誕生か。Kリーグ屈指のアタッカーは「待ち遠しいよ」と意欲満々!

2021年09月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

得点力不足に悩む韓国代表の救世主となる!?

ACL名古屋戦でも1得点を決めたセシーニャ。本人も帰化に前向きだがはたして結末は!? (C)Getty Images

 ここ最近、韓国国内で盛んに取り沙汰されているのが、とあるブラジル人アタッカーを巡るトピックだ。あらためて韓国スポーツサイト『Sportal Korea』が詳細を伝えている。
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 韓国Kリーグの大邱FCで活躍するMFセシーニャが話題の的だ。2016年に大邱の地を初めて踏んで以降、ここまで6シーズンに渡ってプレーし、チームの攻撃の中軸として存在を誇示してきた。2019年シーズンが15得点、20年シーズンが18得点をマークと得点力も高く、今季も目下24試合に出場して9得点を挙げている。前線ならどんな役割でもこなすユーティリティだ。

 そんな31歳は以前から帰化に興味を持っており、近々認可される見通しだと『Sportal Korea』が報じている。ファンの間でもにわかに注目度が高まっており、ワールドカップ最終予選で得点力不足に苦しむ韓国代表の救世主になるのではないかと期待されているのだ。

 同メディアは「長く韓国でプレーしており、彼の妻もユースチームで指導するなど大邱に定着している。気の早いファンは彼に"ソ・シンヤ"という韓国名も付けているほどだ」と紹介。土曜日に行なわれた直近のリーグ戦(蔚山現代戦)でも1ゴール・1アシストと気を吐き、大邱の勝利に貢献した。その試合後、選手本人は帰化問題について次のように話している。

「こっちこそ訊き返したいよ。いったいいつになったら認可されるのかをね。準備はできているし、待ち遠しい。韓国に帰化して代表チームの一員として闘えるなら、それは本当に名誉なことだからね」
 
 ネックとなるのは言葉の問題だが、「代表監督のパウロ・ベントは(ブラジルと同じ母国語の)ポルトガル語を話す。コミュニケーションで大きな助けとなるだろう」と『Sportal Korea』は見ている。

 韓国代表に帰化選手が誕生すれば、まさに異例中の異例。はたしてワールドカップ最終予選の間に実現するのか。そもそも、ソン・フンミン、ファン・ウィジョ、ファン・ヒチャン、イ・ガンインら攻撃陣は粒揃いのチームに必要な戦力なのか。現実的に考えて、やや話題先行の感が否めないが……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【ゴール動画】大邱のセシーニャがACL名古屋戦で決めた鮮烈ミドルはこちら!

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