「偉大な選手になる」ユニオンSGの指揮官&同僚が三笘薫を高く評価! 現地メディアも称賛

2021年09月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「時間は必要だが、能力は申し分ない」

五輪では不完全燃焼に終わった三笘だが、ベルギーでは評価を高めているようだ。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 現地時間9月18日、ベルギー・リーグ第8節が行なわれ、ユニオン・サンジロワーズはホームにズルテ=ワヘレムを迎え、2-1で勝利を収めた。

 試合開始早々に相手チームに退場者が出て、80分間近くを数的有利な状況で戦ったユニオンSGにおいて、三笘は72分から出場。2トップの一角を務め、前線の攻撃に走り回った。カウンターから50メートル近くをドリブルで駆け上がる姿なども見せて奮闘し、加入後初の勝利を手にしている。

【写真】試合後に三笘がサムズアップ! 勝利の味をかみしめた満面スマイルを披露

 現地メディア『WALFOOT』は、「この試合では間違いなくミトマとソリノラ・マテューが停滞していたチームを活性化させた」と称賛している。

「ここまで好調をキープしてきた価値観と指針を失っていた。数的有利にもかかわらずホームでの有利性はほとんど感じられなかった。このまま自己満足で試合を終えていたかもしれない。だが、新加入のミトマとソリノラが前線で躍動し、勝利を引き寄せたのだ。今日の見せ場のないゲームのなかで、つかの間のリード、そして後半の場面だけが記憶に残った」
 
 ちなみに、現地メディア『LES SPORT』によれば、フェリーチェ・マッツ監督は「左ウイングが得意な彼とは話し合いをしていて、いくつかのポジションを流動的にこなすこともできる。私が採用するシステムでは、複数のポジションで起用する可能性がある」と語っていたという。その言葉通り、デビュー戦となったヘンクでは2列目中央、ワヘレム戦では2トップでと異なるポジションでの投入となった。

「彼の能力は申し分なく、仲間たちもその能力を認め、感銘を受けている選手もいる。デビュー戦でもわずかな時間だが自分の才能を示し、相手にとって危険な存在だった。彼は途中出場でも見事に使命を果たしている」

 また、同僚のルーカス・ビラールも三笘について「偉大な選手になるためのすべての資質を備えている」とコメントしたという。

「最初の数メートルをすさまじいスピードで突き進み、テクニックにも優れている。率直に言って、トッププレーヤーだ。グループにもうまく溶け込んでいて、時間は必要だが、ともにパフォーマンスをすることでより能力が発揮できるようになるはずだ」

 ユニオンSGは中2日を経た21日に国内カップ戦の5回戦をレブベーケFCと戦い、26日には三好康児が所属するアントワープとの対戦も控えている。三笘の出番も再び期待できそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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