「ACLも狙える位置にいる」川崎や鹿島を下し3連勝中の福岡。金森健志は「どんどん高みを目指したい」

2021年09月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「やりたいことを一人ひとりが理解して、チームがまとまっている」

前節の鹿島戦では全3得点に絡んだ金森。チームの攻撃面は「連動、連続のある良いサッカーができていて、良い形も増えてきている」と語る。写真:徳原隆元

 アビスパ福岡は前節の鹿島アントラーズ戦で3-0の完勝を収めた。古巣戦となった金森健志は「いつも以上に気合いが入りました」と振り返り、現在のチームの充実ぶりを次のように語った。

「すごく手応えを感じながら試合を進めることができた。自分たちが、いつもの鹿島らしいサッカーというか、したたかなチームになれたんじゃないかなと思いました」

 金森自身は山岸祐也のチーム3点目をアシストしたほか、1点目、2点目にも絡む活躍ぶり。「試合前にも勝利につながるプレーができればと言っていて、ちゃんと自分の仕事ができて良かった」と安堵した。

 チームは26節の川崎フロンターレ戦で、それまで公式戦無敗だった首位チームを1-0で下すと、続く徳島ヴォルティス戦、鹿島戦はいずれも3-0で勝利し、目下3連勝中だ。金森も「すごく勢いがある」と実感している。

 28試合を消化し、勝点42の福岡は8位につけている。残り10試合。9月18日の次節は湘南ベルマーレの敵地に乗り込む。

「自分たちより順位が下のチームとの対戦が増えてきて、個人的には難しい試合になるのではないかと思っている」と気を緩めていない金森は、「自分たちがここまで積み上げてきたものを継続してできるかどうかが大事になってくる」と言葉に力をこめる。
 
 昇格組ながら中位をキープ。「長谷部(茂利)さんのサッカーは、全員がひとつの方向というか、やりたいことを一人ひとりが理解して、チームがまとまっている感じがある」。そう話す金森はさらに意欲を燃やしている。

「下は見ないで上を見て、ACLも狙える位置にいますし、どんどん高みを目指してやっていきたい」

 シーズン終盤戦、長谷部アビスパは飛躍を遂げられるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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