FC東京の森重真人は、先日チームに合流したばかりの長友佑都の影響力を、さっそく練習から実感したようだ。

　FC東京は９月12日に、長友の11年ぶりとなる復帰を発表。チームのディフェンスリーダーを務める森重は、16日の練習後にオンライン上で取材に応じ、トレーニング中の長友の印象について語った。

「やっぱり天性の明るさがあるので、これはチームにとってプラス。あとは外国人ともコミュニケーションを取れるので、そういった面でも凄いです。まだ（チーム練習への参加は）２、３日ですけどうまくチームを回しているんじゃないかなと思います」

　若手選手とのコミュニケーションについては、「若手はテレビの中の長友しか見たことがないので、まだ話しかけられてはいない」としながらも、「でも（長友は）自分からしゃべりますし、明るい性格なのでみんなもすぐに慣れるんじゃないかなと思います」と期待感を口にした。
 

　森重と長友は、11年前にFC東京でともにプレー。ふたりは北京五輪世代で、長い期間日本代表としてもお互いに切磋琢磨してきた。チーム内で誰よりも長友を知る森重は、「チーム全体に良い影響がある」と盟友の加入を喜んだ。

「彼の持っている経験や明るさは、チームにとってプラス。第一線でやってきた人がどういう準備をして、どういうことをやってきているのかを若い選手も実際に近くで見られると思うので、そういった意味ではチーム全体に良い影響があるんじゃないかなと」

　イタリア、トルコ、フランスと渡り歩いてきた長友は、これから目に見える形でチームにプラスの変化をもたらすことはできるか。FC東京は18日に、J１第29節でホームに横浜FCを迎える。経験豊かな日本代表SBの出場はあるか、注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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