「乗り越えないといけない相手」川崎が前回王者蔚山と激突!三笘薫&田中碧移籍も「補うだけの選手たちはいる」【ACL】

2021年09月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「怪我してこれない選手も含めて、チーム全員で勝って帰りたい」

韓国・蔚山から前日会見に臨む鬼木監督(左)と登里(右)。※写真は会見中のスクリーンショット

 川崎フロンターレは9月13日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16の蔚山現代FC戦を前に、オンライン上で前日会見を行った。

 Jリーグ王者としてACLを戦う川崎は、6戦全勝でグループステージのI組を首位通過。同じくF組を全勝で突破してきた昨季のACL王者、韓国の蔚山と9月14日に敵地で激突する。

 この一戦に向けて、鬼木達監督は「自分たちのチームは優勝というものを目指して来ている。昨年のACL王者ということで、凄く難しいゲームになると思いますが、乗り越えないといけない相手。しっかりと勝って帰りたいと思います」と意気込みを語った。

 今季は先のACLグループステージも含めて公式戦無敗を続けていた川崎だが、8月25日のJ1リーグ26節で福岡に0-1の敗戦。また、9月1日、5日の浦和戦では、2戦ともに引き分け、アウェーゴールの差でルヴァンカップ敗退となっている。
 
 やや勢いに陰りが見える現状や、今夏に移籍した三笘薫、田中碧らの影響について質問が及ぶと、指揮官は以下のように回答した。

「当然、三笘、田中は日本を代表する選手なので、戦力としては非常に重要な選手が抜けたと思う。ただ、それを補うだけの選手たちはいると思っている。
今はガマンの時期だと思っていますが、非常に力のある選手たちが出てきていると思っています。もう一つは、もともと力のある選手がより発揮してくれている」と現状を語り、「そういう意味では蔚山とのゲームは楽しみにしている」と選手たちの奮起に期待した。

 また、「戦術的なところでは、少しずつアップしていかないといけない。一歩ずつというところで今取り組んでいるところです」と常に進化を続けていると明かす。

 指揮官とともに登壇した登里享平も「蔚山は素晴らしいチーム。ただ、自分たちも勝つための準備はしてきた。自信もあります。強気で圧倒して勝ちたいと思います。あとは、怪我してこれない選手も含めて、チーム全員で勝って帰りたいと思います」そうクラブ全員での戦いだと強調した。

 川崎が前回王者・蔚山と戦う注目の一戦は、14日、20時キックオフで行われる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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