「鹿島のようなプレーができた」会心の勝利を飾ったアビスパ長谷部監督の手応え

2021年09月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「私自身も鹿島が好きで、目指している」

敵地に乗り込んだ鹿島戦で3-0の完勝。福岡の長谷部監督は「鹿島のようなプレーができた」と手応えを語る。写真:徳原隆元

[J1リーグ第28節]鹿島0-3福岡/9月11日/県立カシマサッカースタジアム

 敗れた鹿島アントラーズの相馬直樹監督は試合後、「福岡さんの勢いと言いますか、思い切りの良さにやられてしまった」と悔しさを滲ませた。

 敵地でのゲームで、アビスパ福岡は3-0の完勝を収めた。前半に2得点、後半に1得点。チャンスを確実にモノにする一方、組織的かつ強度の高いディフェンスで相手の攻撃を寸断。長谷部茂利監督は「攻守に渡って切り替えのところも、100パーセントの力を出して、五分五分に持っていきながら、点数を取って勝てたのは非常に大きい」と話す。

 複数得点で無失点。攻守両面でほぼパーフェクトの内容と言ってもいいだろう。しかも、カシマスタジアムでの白星はクラブにとって初。福岡の地力を見せつけた会心の勝利を、指揮官は「言い方が失礼、もしくは間違っていなければ」と断りを入れたうえで、次のように表現した。
 
「自分たちが、これまでの鹿島のようなプレーができたんじゃないかなと、そんな印象があります。私自身も鹿島が好きで、目指しているというか、試合巧者で、ゲーム運びもプレーも、選手たちの意識も、クラブもビッグクラブだと思います。そういうところに自分たちもなっていけるようにという意味では、今日、似たようなプレー、似たようなゲームができたんじゃないかなと思います」

 8月25日の26節・川崎フロンターレ戦(〇1-0)で、今季公式戦無敗の相手に初黒星をつけ、27節・徳島ヴォルティス戦(〇3-0)では今季初となる1試合3得点をマーク。今節の鹿島戦でも同じく3ゴール奪取で3連勝を達成した。

 現在28試合を消化して12勝6分10敗、勝点42で暫定8位(9月11日時点)。「50ポイント以上、順位は10位以上」という今季のリーグ戦で掲げた目標に向かって、福岡は今、充実の戦いぶりで邁進中だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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