冨安健洋は今週末に早速プレミアデビューか。 アルテタ監督は資質を評価「チームに今までにいなかった」

2021年09月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

11日に昇格組のノーリッジと対戦

ついにアーセナルに合流した冨安。週末にデビューを果たすのか。 (C)Getty Images

 今夏にセリエAのボローニャから、プレミアリーグのアーセナルへの完全移籍が決まった冨安健洋は、日本代表の一員として7日にカタール・ドーハで行なわれたワールドカップ・アジア最終予選の第2戦、中国戦にフル出場。1-0の勝利に貢献した。

 代表活動を終えた22歳のDFは、ようやく新天地のトレーニングに合流することになる。

 プレミアリーグは今週末に再開し、アーセナルは11日に昇格組のノーリッジとのホームマッチが控えている。試合前の会見に登場したミケル・アルテタ監督は、記者に「タケヒロ・トミヤスは週末にデビューする可能性があるか?」と問われると、「条件をクリアさえすれば」とコメントしたという。英メディア『football.london』などが報じている。

「ただし、金曜日の午後12時までに労働許可証を取得した場合に限る。彼にはたぶん今日のトレーニングで初めて会う。一緒にトレーニングをして、状態を見て、感触をつかむつもりだ。彼はプレーし続けていたので、コンディションは心配していない。ただ、手続きが完了するのを待っている。クラブは数時間のうちに許可を得られるように努力しているところだ」
 
 スペイン人指揮官は、この点においては楽観的に構えているようだ。また、別の記者が「トミヤスの起用法についてどう考えているか?」と問われると、このように述べた。

「トミは4バックのどこでもプレーできる能力を備えていて、3バックもこなしている。右SBに入った場合、チームに様々な要素をもたらしてくれるだろう。3バックもこなせるし、守備的なマルチタスクが可能だ。彼は我々が追い続けていた存在であり、今のチームにはないクオリティをもたらしてくれると確信している」

 アーセナルは開幕から3連敗で、現在リーグ最下位に沈んでいる。次戦で敗れた場合は更迭の可能性もあると指摘されているアルテタにとっても、チームにとっても重要な一戦あるのは間違いない。

 果たして、冨安は合流早々プレミアデビューを果たすのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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