「すげぇパスだ!」女王チェルシーを沈めた岩渕真奈の“らしい”決勝アシストに英反響!「天才の閃き」

2021年09月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

絶大な存在感。すでにチームアタックの中軸を担う

リーグ開幕戦で強豪チェルシーを撃破したアーセナル。岩渕(中央)も勝利の立役者のひとりだ。(C)Getty Images

 なでしこジャパンのエースが、新天地でいきなり大仕事だ。

 現地9月5日、イングランドの女子プロサッカーリーグ「WSL」の新シーズンが開幕。今夏加入のFW岩渕真奈を擁するアーセナルは昨季女王のチェルシーを本拠地エミレーツに迎え、3-2の快勝を収めた。
【PHOTO】キュートな笑顔がいっぱい! なでしこJの絶対エース、岩渕真奈の歴代厳選フォトを一挙お届け!

 4-3―3システムの左サイドで先発した岩渕はキックオフ直後から精力的に動き、広範囲をカバー。持ち前の技巧と前への駆動力で、アーセナルの攻撃をグイグイと牽引していく。最大のハイライトは60分。チームが2-1とリードした状況下で、絶妙パスからアシストをマークするのだ。

 自陣でボールをカットした岩渕は、右に散らしてそのままフリーランニングを敢行。ふたたび敵陣深くでパスを受けると、ダイレクトで前線に走り込むベス・ミードにピンポイントのスルーパスを供給する。まさにオフサイドラインぎりぎり。これを拾ったミードが相手GKを交わして無人のゴールへ流し込み3点目とした。

 こののちチェルシーに1点を返されるもリードを守り切ったアーセナル。結果的に岩渕のアシストが決勝点をもたらし、幸先良い白星スタートを切った。
 
 昨季のチャンピオンで、欧州女子CLでも準優勝を飾った強豪相手の快勝劇に、詰めかけた8000人のファンは大興奮。クラブやリーグの公式SNS上などでも岩渕を称える声が多く寄せられ、「天才の閃き」「すげえパスだ!」「本当に観ていて楽しい」「イワブチとはこういう選手」「素晴らしい動きからの偉大なプレーだった」などなど、少なくない反響を呼んでいる。

 英公共放送『BBC』で解説を務める元イングランド女子代表GK、レイチェル・ブラウン=フィニスさんは「WSLが世界最高峰のリーグであることを実証した好ゲーム。アーセナルは完璧なパフォーマンスを披露し、とりわけ刷新された攻撃陣が圧巻だった。昨シーズンに10失点しかしていないチェルシーからいきなり3点を奪ったのだから」と持ち上げた。

 挨拶代わりのビッグプレーで観衆を沸かせた日本の至宝。次節のレディング戦(9月12日)では、WSLでの移籍後初ゴールに期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【関連動画】リーグ開幕戦で躍動! 岩渕真奈がチェルシーを沈めた絶妙決勝アシストはこちら!

【PHOTO】韓国女子代表が誇るビーナス、イ・ミナの可憐な厳選フォトをチェック!

次ページ【関連動画】リーグ開幕戦で躍動! 岩渕真奈がチェルシーを沈めた絶妙決勝アシストはこちら!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事