「もう後がない」大迫勇也、中国戦は背水の覚悟で! 「戦術うんぬんより…」

2021年09月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

停滞感の漂った攻撃には「どうしてもセンタリングが上がる時に…」

カタール・ドーハでオンライン会見に応じた大迫。中国戦へ向けて強い意気込みを見せた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表のFW大迫勇也が9月4日、オンライン会見に応じ、7日の中国戦に向けて「覚悟を持って割り切ってやるしかない」などと強い決意を見せた。

 カタール・ワールドカップ出場を懸けたアジア最終予選の初陣は、まさかの黒星発進となった。2日のオマーン戦、大迫はフル出場したものの、最後までネットは揺らせず。日本は0-1で前回最終予選に続き、初戦で苦杯を舐めた。
 
 大迫は敗戦を振り返り、「言い訳はできない。次にしっかりしたパフォーマンスを見せなければいけない」としたうえで、停滞感の漂った攻撃については、「どうしてもセンタリングが上がる時に、前に人数が足りなかったり、一人しかいないことが多かった。それでは相手も崩れないので、そこはもっと話し合ってやっていきたい」と、前線への圧力が不足していた点を修正ポイントに挙げた。

 また、中央に張っていた大迫自身への徹底したマークによって、効果的な縦パスが入らず、潰されるシーンも多発。堅牢なブロックを敷く相手に対しては、「(オマーンは)コンパクトに守ってきたし、真ん中を閉めてきたなかで、いかにサイドを使って相手を引き出すかが重要だった。僕も前にいるだけでなく、相手をサイドに食いつかせる動きが必要だし、ゴール前で仕事をするために、その辺も意識したい」と、中央を固めてくる相手の攻略にもイメージを膨らませた。

 中国戦に向けては「僕らはもう後がない。次は絶対に勝たないといけない試合になる」と、背水の覚悟で挑むつもりだ。
「必死に勝点3を取りに行く。そこを第一に、戦術うんぬんより、しっかりと個々で負けないというところから始まると思うし、それをピッチの上で表現しなければいけない」

 10月にはグループBにおける強敵のオーストラリアとサウジアラビアとの対戦が待っている。激戦が続く最終予選を勝ち抜くためにも、日本代表をエースとして引っ張ってきた男の本領発揮が待たれるところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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