グループの大本命を敵地で破ったのだから、歓喜に沸くのは当然だろう。

　９月２日に大阪のパナソニックスタジアム吹田で開催されたカタール・ワールドカップ・アジア最終予選の初戦で、日本と対戦したオマーンは１-０で会心の勝利を飾った。

　森保ジャパンを研究し、堅固なディフェンスで強力攻撃陣を封じた中東の雄は、終了間際の88分、右サイドからのクロスに途中出場のイッサム・アルサビが右足で合わせて、値千金の先制弾。結局、これが決勝ゴールとなった。

【動画】終了間際にまさかの…日本を地獄に突き落としたオマーンの劇的決勝弾
 

　この劇的な勝利に、母国オマーンのメディアも沸いている。『Al-Shabiba』紙は、「大阪で日本に歴史的な勝利を収めた」と題した記事を掲載。次のように綴った。

「前半、我々のチームが圧倒的に支配したが、無得点に終わった。後半に入っても前半と同じリズムを維持した。60分に、アリ・アルブサイディが先制するチャンスを迎えたが、日本のGK（権田修一）が頭での奇跡的なセーブで防いだ。そして、88分に途中出場のアルサビが決勝点を決め、歴史的な一勝を飾ったのだ」

　前半にオマーンが圧倒していたというのは、やや誇張している感があるが、それほど素晴らしいパフォーマンスだったということだろう。勢いに乗るオマーンは７日、ホームで難敵サウジアラビアと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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