「競争という感覚ではなく――」久々の招集となった柴崎岳が、最終予選を戦ううえで強調したこと

2021年09月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「いろんな選手が出て、なおかつ戦えるというチーム作りが大事」

久々の代表招集となった柴崎。「1試合目からしっかりと集中した戦いを見せたい」と気合いを入れた。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表は9月2日にカタール・ワールドカップのアジア最終予選でオマーンと対戦。試合を翌日に控えた1日、柴崎岳がオンライン上で取材対応に応じた。

 今年の3月、5・6月シリーズではクラブでの事情や怪我などで招集されていなかった司令塔が、最終予選という重要な戦いで久々の復帰を果たした。

「これまでとまた違った戦いになると思いますし、非常に厳しい戦いになることを自覚しながら臨んでいきたい。ワールドカップの出場権を得るためにも、1試合目からしっかりと集中した戦いを見せていきたいと思っています」

 自身の不在時には主戦場とするボランチを含め、若い世代も台頭してきた。そうした状況をどう見ているか。

「いろんな選手が出ていかないと、チームとして安定した戦いができない。そういった意味では、僕がいない間にいろんな選手が出てきて、僕のポジションだけでなく、チームの中で競争もそうですけど、いろんな選手が出ても戦えるという、ある程度、自信のようなものができてきていると思います。

 個人的には、競争という感覚ではなく、チームとしてどうやって成長していけるかというところにフォーカスしていますし、そのなかで自分自身のパフォーマンスをどう出していくかに集中しているので。コレクティブに戦っていくことが一番大事だと思います」
 
 チーム一丸となって厳しい最終予選を戦い抜く。

「誰が出ても高いパフォーマンスをチームとして出せるということが非常に大事になるかと思います。代表チームだけではなくて、クラブの戦いもありますし、もちろんこれから怪我人等、不測の事態も出てくるとは予想できるので。現段階で多く試合に出ているメンバーだけでなく、いろんな選手が出て、なおかつ戦えるというチーム作りが大事になる」

 前回のワールドカップでも主力として活躍した柴崎が、今予選でどんな活躍を見せてくれるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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