【移籍市場超速報】インテル、ミランとの密約(?)によってインブラ獲得に集中 etc.

2015年06月18日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

「無用な競合は回避」ということで同意したミラノの宿敵同士。

インテルが照準を絞ったインブラ。ギャンガン時代には2部リーグのMVPにも選出された「ヴィエラ2世」の動向は果たして? (C) Getty Images

 インテルのピエロ・アウジリオSDは、16日から17日にかけてフランスを訪れ、モナコ、マルセイユの首脳陣と会談を行なった。
 
 ターゲットは、ジョフレー・コンドグビア(モナコ)とジアネリ・インブラ(マルセイユ)。前者については、モナコが3500万ユーロという違約金を引き下げる意向がないことを明言したため、高嶺の花のままで終わりそう。
 
 一方、インブラについては、当初2500万ユーロを要求していたマルセイユが「2200万ユーロ+ボーナス」まで条件を引き下げてきており、「1800万ユーロ+ボーナス」を提示したインテルとの距離は縮まってきている。とはいえ合意を見出すまでには、さらなる交渉が必要になりそうだ。
 
 コンドグビアとインブラには、ライバルのミランも興味を示していることは周知の事実。ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長とインテルのマルコ・ファッソーネGDは17日に電話で会談しており、この2人について無用な競合を避けるよう、インテルはインブラ、ミランはコンドグビアに集中する方向で合意した可能性がある。
 
 すでにお伝えした通り、インテルはブラジル代表CBミランダ(アトレティコ・マドリー)の獲得交渉も進めており、こちらはほぼ合意にこぎ着けている。ミランダはミランの獲得リストにも名前が上がっていたが、こちらについても競合回避の方向で話がついているようだ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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