「涙が苦い」冨安健洋のアーセナル移籍発表に、ボローニャファンからは惜しむ声続々「見守ってるよ」

2021年09月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

今夏の去就が注目されていた

ボローニャを去り、アーセナルへの加入が発表された冨安。(C)Getty Images

 現地時間8月31日、欧州主要リーグの移籍市場最終日に、セリエAのボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋の、プレミアリーグのアーセナルへの完全移籍が発表された。

 冨安は今夏、複数のクラブから関心が寄せられ、去就が注目されていた。特に有力視されていたのはプレミアリーグのトッテナムだが、ボローニャが提示した2500万ユーロ(約31億2500万円)という移籍金を巡る交渉の末、正式な合意には至らなかったとみられる。

 その後、アーセナルはボーナスを含む2300万ユーロ(約28億7500万円)で正式オファー。31日朝に一気に交渉が進んで完全移籍で合意に達し、日本人DFの獲得に至った。

 ただ、クラブを去る気配があったとはいえ、お別れが決定したボローニャのサポーターはやや嘆き節のようだ。
 
 公式アカウントが冨安の完全移籍を発表すると、ファンからは「彼がいなくなるのは寂しい」「クラブは愚かな決断をした」「涙が苦い。もう一度会いたかった」「できればもう1年一緒にいてほしかった。仕方ないけど…」といった悲しみのコメントが続々と集まった。そのほか、「グラッツィエ!トミー」「新天地での成功を願うよ」「頑張れ、これからも見守ってる」といったエールも寄せられている。

 2019年の夏にベルギー1部のシント=トロイデンから加入した冨安。この2年間で、イタリアのファンの心をしっかり掴んでいた証といえるだろう。

 新天地では背番号18を背負うことも発表された22歳は、代表ウィーク中はアジア最終予選に挑む日本代表活動に参加後、アーセナルに合流する見込みだ。

 冨安のプレミアリーグという新たな舞台での活躍を、ボローニャのサポーターも見守っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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