「疲労がないといえばウソになる」“休み無し”の遠藤航は柴崎岳との同学年コンビ復活でさらなる高みへ!

2021年09月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

柴崎と「また一緒にやれるのはすごく楽しみ」

A代表でも中盤の要となる遠藤。柴崎との同学年コンビ復活でさらに輝きを増すか。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表の遠藤航は8月31日、オンライン上で取材に応じ、9月2日のオマーン戦より始まる最終予選への決意を語った。

 オーバーエイジとして参加した今夏の東京五輪では全6試合に先発。最終戦となった3位決定戦の激闘からわずか8日後には、ドイツのシュツットガルトで主将としてスタメン出場。開幕節を戦い、30分に先制弾を決め、鉄人ぶりを発揮している。

 そんな遠藤は、「もちろん疲労がないといえばウソになるが、これまでも連戦もやってきたし代表活動は頭に入っている。クラブに帰っても出る予定でいたし、気持ちの準備もできていた。しっかりコンディションを整えてやっていきたい」と既にA代表の戦いにシフトしているという。

 それは気持ちの面でも同じだ。「(五輪での)悔しさはあるので、忘れないようにしないといけない」としながらも、「オリンピックはオリンピック。メダルをかけて戦った。個人的にはひとつ区切りというイメージもある。そう思えるのはリオ(五輪)からの成長だと思う」と明かした。
 
 昨シーズンのブンデスリーガでは1対1の対決での勝利数で1位となり、"デュエルキング"と脚光を浴びた遠藤だが、持ち味はそれだけではない。

「基本ベースはデュエルというのは自分のポジションでは避けられない。そこで勝てるように意識はしている」という一方で、「精度の問題。ただボールを奪うだけではなく、ファウルで試合を止めるとか、そういう賢さも必要。そこらへんはいろんな考え方を持ちながらやっている」と周囲を生かし、ゲームの流れを引き寄せる術も日々進化させている。

 さらに「ミドルシュートは常に狙っている。自分は守備にフォーカスされているが、攻撃でもアシストやゴールにつながるプレーを見せたいと思っている」とも語り、攻守両面での貢献に意欲を燃やす。

 最終予選の初戦では、ボランチの守田英正の合流が遅れ、約10か月ぶりに代表復帰した、同学年の柴崎岳とコンビを組む可能性も高まっている。

「やっぱり岳とはお互いのポジションを見たり、やりやすさも感じながらやっている。最近は岳も(クラブで)試合に出ているので、代表にいつ入るのかなと個人的にずっと思っていた。また一緒にやれるのは楽しみだし、個人的にもすごく心強い」

 同年代の理解者を得て、遠藤の輝きがより増していくはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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