南野拓実とプレミア初挑戦の“元同僚”韓国代表FWを米メディアが比較!「ミナミノの二の舞にならないように…」

2021年08月31日 ワールド

「ミナミノはプレミアのインテンシティとフィジカルへの対応に苦しんだ」

ウルブス加入が決まったファン・ヒチャン(左)。オーストリアでは南野の攻撃ユニットを組んだ。(C)Getty Images

 プレミアリーグ挑戦に意気込む韓国代表ストライカーに、ザルツブルクで同僚だった日本代表アタッカーの二の舞になるなとの警鐘が鳴らされた。

 ウォルバーハンプトンは8月29日、RBライプツィヒからファン・ヒチャンをレンタルで獲得したことを発表した。これを受け、米スポーツチャンネル『ESPN』は30日、「プレミアリーグ移籍でファン・ヒチャンはミナミノのような運命を避けることを目指さなければならない」と報じている。

 南野拓実とファン・ヒチャンはレッドブル・ザルツブルク時代の2019-20シーズン、チャンピオンズ・リーグのリバプール戦などで大きな注目を集めた。当時チームメイトだったアーリング・ハーランドは、ドルトムント移籍後も飛躍を続け、世界を代表するストライカーに成長している。

 一方、南野がユルゲン・クロップ率いるリバプールで苦戦しているのは周知のとおりだ。昨季はシーズン途中にサウサンプトンにレンタル移籍。今季はプレシーズンマッチでこそ好パフォーマンスを見せたが、プレミアリーグ開幕から3試合で出場機会を得られていない。

ESPNは「元チームメイトであり、同じアジアのスターであるミナミノと同じ道に進まないように、ファン・ヒチャンは気をつけなければいけない」と報じた。

「モハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノの代わりとしてクロップの攻撃陣に入るというほぼ不可能なタスクに直面し、現在のミナミノはディオゴ・ジョッタ、ハービー・エリオットの後塵を拝している。ファン・ヒチャンはスタメン入りするチャンスがあると楽観的になれるが、両手でその機会をつかむ用意をしなければならない」

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 さらに、同メディアは「ファン・ヒチャンにとってポジティブなのは、彼がイングランドのサッカーに完璧と思われることだ」と続けている。

「ゆったりとしたスタイルで若干軽くもあるミナミノは、プレミアリーグのインテンシティとフィジカルへの対応に苦しんだが、屈強さや闘争的なプレーで知られるパワフルなファン・ヒチャンにそういった問題はないはずだ」

 南野のリバプール移籍から1年半、ファン・ヒチャンはイングランドの地で活躍できるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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